広島の坂倉将吾が9月19日の阪神戦で、決勝の中犠飛と八回の2点適時打を放ち、1試合3打点を記録しました。3打点は5月4日のDeNA戦で満塁本塁打を放って以来。広島は5―1で勝ち、坂倉は4番として勝ち越しとダメ押しの両方を担いました。
四回は相手の失策に乗じて中村奨成が三塁へ進んだ直後、坂倉が村上に対して「前に飛ばす」意識で犠飛を打ちました。八回は1死二、三塁で岩崎の初球を右前へ運びました。大きな一発ではなく、状況に合わせた二つの打撃で得点を生んだ点が、4番としての実戦的な価値です。
9月は月間打率.185、本塁打なしと苦しむ中でも、走者を返す役割を果たしました。新井監督の直接指導やロングティーなど、状態を上げるための試行錯誤が結果につながった可能性があります。本人が同僚の走塁や前打者のつなぎに感謝している点も、打線全体で得点した試合を象徴します。
この3打点だけで打撃不振を脱したとは断定できません。犠飛は相手失策で生まれた好機が前提で、適時打も1試合の結果です。月間成績を押し上げるには継続的な強い打球と出塁が必要です。
初球から振れる積極性を保ちつつ、甘い球を確実に仕留められるか。捕手としての負担を抱えながら一軍を完走し、4番として得点圏で安定した内容を続けられるかが焦点です。
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