広島は9月12日のDeNA戦に2―7で敗れました。先発の栗林良吏は2回に先制を許し、3回には宮崎の2ランなどで失点して5回4失点。打線はDeNA先発・尾形の力強い直球に押され、8回に佐藤啓介が4号2ランを放つまで得点できませんでした。新井監督は栗林のフォークの落ちと精度が十分でなかったと分析し、佐藤啓についてはバックスクリーンへ運ぶ力が付いてきたと評価しました。
監督談話からは、投手では決め球の再現性、打者では強い直球に負けない打球が評価軸になっていることが分かります。尾形は100球を超えても150キロを上回る直球を投げ、広島の捉えた打球を外野手の頭越しにしませんでした。その中で佐藤啓の本塁打は、個人の成長を示す対照的な一打でした。
佐藤啓の長打は、劣勢の試合でも次につながる明確な材料です。監督から具体的な成長を認められたことは、本人の自信と今後の起用拡大につながり得ます。栗林についても課題がフォークの精度として整理されており、調整や配球の見直しに落とし込めます。
栗林の4失点をフォークだけで説明するのは単純化です。直球の質、カウントの作り方、相手の狙いなども検証が必要です。また、監督が「捉えた当たりもあった」と評価しても、結果は7回まで無得点であり、打線全体の対応が十分だったとは言えません。栗林の身体状態に関する推測は確認できません。
栗林が次回登板で低めへの精度を修正できるか、打線が尾形との再戦へどんな対策を準備するかが焦点です。佐藤啓が本塁打だけでなく出塁や守備も含め、継続的に存在感を示せるかにも注目です。
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