ドラフト3位ルーキーの勝田成が、関大北陽で過ごした高校3年間を振り返った。1年秋の大阪大会では二塁守備のトンネルが決勝点につながり、チームは9―10で敗戦。2年夏はコロナ禍で甲子園が中止となる中、上級生に背中を押されて大阪独自大会に出場し、2校優勝を経験した。活動制限中も河川敷で自主練習を続け、約半年で7キロ増量。3年夏は大阪桐蔭との準決勝で投手も務め、延長十四回の末に10―12で敗れた。
現在の勝田を形づくったのは、華やかな成功だけでなく、失策、出場への葛藤、活動制限、強豪との接戦だった。監督が中学時代のティー打撃補助に取り組む姿勢を見て勧誘した逸話からも、技術以外の誠実さが評価の出発点だったと分かる。
失敗を抱えたまま終わらず、練習と体づくりへ結びつけた経験は、プロでの不振や守備の難局にも生きるはずだ。小柄でも大学通算打率.344を残し、プロ初安打が開幕戦のサヨナラ打となった背景には、この粘り強さがある。
高校時代の物語が、そのまま今後の一軍成績を保証するわけではない。記事は本人の回想を中心に構成され、当時の細かな評価や現在の課題を網羅したものでもない。
打撃の対応力に加え、失策から学んだ守備の確実性を一軍でどう示すか。苦しい局面で「気持ちで負けない」姿勢を継続できるかに注目したい。
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