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6回3失点でも勝利投手。私もそんなチームで投げたかったのです(笑)。(7/12燕10回戦4-3)

6回3失点でも勝利投手。私もそんなチームで投げたかったのです(笑)。(7/12燕10回戦4-3)

1回表から31球も投げて満塁から押し出しで先制点を与え、それでも味方打線に一旦は逆転してもらったというのに、またすぐに先頭に四球を出して連打と犠飛で再逆転される。夏バテよろしく粘りとキレが欠けるように見えちゃう下半身の投球フォーム、球もばらけて球威もなし、甘く入ると痛打される。まぁ普通の投手なら打席が回ってきたところで代打送られて早々に降板ですわな。それでも4回表から6回表までの3イニングを3人づつでパーフェクトに抑えるあたりがこの男の「凄味」でございます。 その名も床田寛樹(29歳)。今や鯉のエースというか勝ち頭。雨上がりの蒸し暑さの中でマウンドに上がり、試合開始早々に大粒の汗が顔面から滝のように流れて首筋に伝う床田クンでございます。その昔、鯉に篠田クンというサウスポー投手がいて、雨の日に投げるとサングラス仕様のメガネが曇ってよく打たれまくっていたので「雨の篠田はダメなんよ」と言われてた記憶がありますが(笑)、大汗を掻いてる床田クンもいつも打たれて悲壮感が漂ってる記憶しかないんだよなーとそれこそ「大汗の床田は〜」とか思いながら見ておりましたが、予想通りの苦しい序盤のピッチング。それでも前述の通り立て直して4回以降はきちんとゲームメイクしましたわな。 特に秋山先輩のホームランで1点勝ち越した直前の5回表、試合序盤で打たれまくっていた2番武岡クン、3番宮本クン、そして4番村上クンの並びの打順でしたが、ここをきっちり3人斬りしたのが大きかったですな。そういう意味では先頭の武岡クンの左中間への大飛球を背走しながら長い距離を走りそのまま背面キャッチしてくれた上本先輩の超美技は、この試合を左右するくらい大きなプレーでしたわ。村上クンに145キロのストレート連投で空振り三振!は爽快感たっぷり。床田クンの高目のストレートに全然合ってなかった村上クン、まぁ今日は何球スイングしても空振りだったかもですが。 床田クンは終わってみればヒット4本3四球を与えながらも6回3失点102球できっちりとQSクオリティスタート達成。で、なんとこの数字で鯉にしては珍しく勝利投手になれちゃいました(苦笑)。ここ数週間の鯉の試合は2対1とか1対0とかサッカーみたいなスコアの試合ばかりで、投手陣が8回1失点とか7回無失点とかいわゆるHQSハイクオリティスタートをしても勝ち投手になれないことが殆どでしたのでなんとなく「棚ボタ感」もありますが、でもホントはこれが当たり前の姿なんですけどね、6回3失点で抑えれば先発の役目としては必要十分の及第点で、ソコソコの確率で勝ち投手になれる、そういう意味でクオリティスタートと呼ばれてる訳ですからね。3点取られたら今日は負けという貧打線チームで投げる先発投手はツラいです。鯉投手陣はよく頑張ってますが、みんな思ってる筈ですよ、6回3失点でも勝ち投手になれる。そんなチームでワシは投げたいんじゃってね(苦笑)。 もとい。 打線の方は4番小園クンが初回、3回と得点圏にランナー置いて美しいタイムリーを2本、5番リトル石原クンも1死2.3塁でしぶとく三遊間にゴロをこ転がして仕事をすると、秋山先輩が決勝ホームランをライトスタンドに叩き込んで合計4得点。まぁ燕のレジェンド石川雅規サマ(44歳)もこの暑さはさすがに堪えますわな、球が高目に浮いて苦しいピッチングでしたが、それを差し引いたとしてもこのところの鯉打線としてはよく頑張って得点を重ねれくれたところでしょうかね。特にここ最近の攻撃と違ったのはその「反発力」でしょうか。いわゆるよく言う「取られたらすぐ取り返す」感じです。初回に先制されたらすぐ1回裏に逆転し、3回に再逆転されたらその裏にすぐ追いつく。で投手が踏ん張ってる間にきっちり追い越す。 まぁ相変わらずしみったれた打線ではありますが「もっと点が取れただろ」とか「打てないベテラン達はとっとと由宇に落とせ」とか「シャイナーさんのあんな打球のヒットで喜んでる場合じゃない」とか、そんな厳しいことは言わずに(笑)、たまには「頑張ったね!よく出来ました!」とばかりに、この情けない貧打線を褒めてあげましょうや(苦笑)。たった4点でも勝つことが全て。とはいえ、小園クンの2本のタイムリーは久々に「美しい打球」でしたな。頼むぜ4番! 投手陣の方は7回ハーン8回黒原&森浦と、なんと先発床田から4人続けて左投手を投入。ベンチにはまだ塹江もいるのですからもはやサウスポー王国ですわな(笑)。8回黒原クンが残した1死1.2塁でオスナを迎えたピンチにマウンドに上がった「右殺し」の森浦クンが相変わらず素晴らしかったです。外のチェンジアップを意識させる中で2球連続で148キロの豪速球をインハイへ投げ込み、怖い怖いオスナさんを見事にキャッチャーフライに仕留めます。ピンチでの右強打者への森浦クンのワンポイント起用(今日は2人)が効きまくってますな。頼もしい限りでございます。 栗林クンも例のプチ劇場で、1点差9回1死3塁で山田哲人というかなり痺れる場面を演出して頂きまして(そんな演出してくれんでええんじゃけど、笑)。今日はリリースがバラバラの制球で苦しみながらの投球でしたが、哲人クンへ3ボール1ストライクから投じた「完全に逆球のインコースに抜けたボール球」を球審さんにストライク判定してもらったのが助かりましたな、山田クンも憮然としてましたがすまんのぉ、で、フルカウントから最後は外角低目にズドン!の美しいストレート、真っ直ぐ糸を引くように上から叩き込んだ惚れ惚れする「栗林のあのストレート」で見逃し三振。哲人さんよ、これは文句なしのストライクでしたぞ。で、なんとか無失点リレーを完成。6回3失点の床田クンをめでたく勝利投手にすることが出来ました、というか、チームも4連敗で止まりましたわ(泣)。 パンチ矢野クンが魅せてくれた「イレギュラー打球にぴょん飛びからのジャンピングスローで1塁へノーバン送球でズドン!」はもうそろそろエリア33超美技の域(少々の美技では誰も褒めてくれなくなる)に入ってきた感じがしますが、いや、あれって身体の仕組みをよく考えてみて下さいよ、実は数年に一度あるかないかのものすごいプレーでしたけどね(笑)。あっぱれでしたな。燕の長岡クンの三遊間逆シングル&ノーステップで1塁へズドン!も同じくらい素晴らしいプレーでした、打者走者が菊池先輩ということもあっての判断と思いますが、これぞ金を取って魅せる価値のあるプロ野球のショート!という感じでしたわ。あっぱれでした。 ともかく連敗が止まってひと安心です。まぁ順位の方はコロコロ変わりますのでアレですが、貯金の数は意識しながらオールスター明けまで大きな連敗をしないようになんとか凌いで欲しいですわ。7月単月は負け越しでスタートしてますので早めに五分に戻して行きたいところですかね。大瀬良さん今日はデーゲームで大変ですが、よろしゅうお願いします。無理に無失点ピッチングでなくとも床田クンのように6回7回を2〜3点で凌いで後は打線に助けて頂き勝利投手にならせてもらいましょうかね、今シーズンこれまでの彼の貢献度を考えれば、たまには野手陣にそれくらいやってもらってもバチは当たらんじゃろて(笑)。 ↓クリックお願いします。 にほんブログ村

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