9月19日の阪神戦(甲子園)で、広島の佐藤啓介が初回先頭打者本塁打を放ち、5―1の勝利への流れをつくりました。村上のカーブを中堅方向へ運んだ一発は今季5号で、本人にとってプロ初の初回先頭打者弾。12日以来、出場5試合・19打席ぶりの安打でもありました。八回には岩崎から左前打を放ち、坂倉の2点適時打につなげています。
佐藤は好投手を相手に「1球目から勝負する」準備で入り、変化球へ対応しました。さらに1番打者として「最低でも2度の出塁」をテーマに掲げ、実際に本塁打と安打で達成。久しぶりの先発起用で、長打だけでなく後続へ好機を渡す役割も果たした点が重要です。
結果の出ていない期間を一振りで切り替え、終盤にも追加の安打を記録したことは、若い打者の対応力と再現性を感じさせます。上位打線で出塁と長打を両立できれば、攻撃の選択肢は広がります。
本人は打球が風に乗った可能性にも触れており、1試合の複数安打だけで不調脱出と断定はできません。先発機会が安定するか、異なるタイプの投手にも同じ準備を続けられるかは今後の確認点です。
初球から仕掛ける積極性と、出塁を重ねる意識を両立できるか。1番としての起用継続、四球を含めた出塁率、得点につながる走塁まで見たいところです。
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