9月に入りました。もう戦力外の具体的な名前を出す時期になりましたね。ドラフトの話題も触れていきたいところですが、今日はそれ以上に、来季に関わる大きなニュースが入ってきたので、そちらを取り扱います。 昨晩のテレビ番組内で、前田健太投手が「アメリカは今年で最後」と発言しました。ここからは、今回の報道を受けての私の率直な感想を書きます。 世間的には、「広島以外ないだろう」という風潮があります。これは前田本人に対しても、球団に対しても向けられるものです。個人的には、どちらに対しても「縛り付ける」というのは好きではありません。 前田健太は2015年を最後にアメリカへと渡りました。ドジャースではいきなり1年目に16勝を挙げ、4年間で約50勝と活躍。その後移籍したツインズでは、コロナ禍による短縮シーズンながらサイ・ヤング賞投票で2位になるなど、素晴らしい活躍を見せました。しかし、トミー・ジョン手術をやってからは成績が下降。直近の3Aでの成績などを考えると、どこまで通用するかは疑問符が付きます。他球団も状況は同じですから、なかなか高い評価はしづらいでしょうね。前田にしてみれば、黒田博樹という先に道を拓いた存在があるため、どうしても広島への復帰を期待されるという重圧に縛られます。ただ、今の広島を胸を張って「ぜひ来てくれ」と言えるようなチームでもないので、最終的には彼本人の選択だと思います。 一方、球団に対してはどうでしょうか。 田中将大投手が200勝目前で巨人に移籍し、一つの興行と化しています。ただ、前田健太はまだ35勝も足りていませんから、200勝の道はかなり厳しいでしょう。それでも、観客が減少している球団は、簡単な集客対策として獲得に動く可能性はあるでしょうね。もちろん、他の投手との年俸バランスや、求めるものによって金額は変わるでしょうが、今の広島はそのあたりの感覚が悪い意味で壊れているように見えます。 個人的な感想で言うと、年俸2億円程度であり、本人も広島に戻る意思があれば獲得すれば良いと思います。それが1年やってダメだったとしても、それまでの貢献を考えればやむを得ないでしょう。ただ、それを何年もダメなままズルズル続けると晩節を汚すので、そうはしてほしくないですが。前田個人は大丈夫でしょうが、広島球団が変に意地にもなりそうで不安です。 どちらにしろ、起きる問題は、今年途中の補強を放棄する原因にもなった「枠の問題」です。前田を獲得するためにも、1軍に上がっていない選手や見込みの低い選手・ベテランを大量に切る必要があります。これができるのか、球団の覚悟が試されますね。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | ||||
広 | 神 | 中 | デ | ヤ | 巨 | ALL |
ソ | オ | 西 | ロ | 楽 | 日 |