広島の大切な日に届けられた広島県知事のスピーチと鯉の勝利に涙。(8/6 DeNA16回戦8-5)

広島の大切な日に届けられた広島県知事のスピーチと鯉の勝利に涙。(8/6 DeNA16回戦8-5)

常に理想論を語り続けなければならぬ広島の首長という立場、そして逃れられない多くの制約の中でのコトバの選択だったと思いますが、それでも自らのコトバで自らの想いを率直に語りかけるリアルな熱量が多くの方々の胸を打ったであろう湯崎広島県知事の平和式典スピーチでございましたわ。 澄みきった瞳で真っ直ぐ前を向いて語る小学生達の美しいコトバ達には到底敵いませんけれども、官僚が用意した構文の読み上げに必死で聴衆に向けて一度も目線をあげなかった石破さんや、話す内容に魂のこもらぬ松井さんのコトバとは比べものにならない、久しぶりにズシっと胸を打つ「湯崎節」だったかなと。一部を抜粋して記録します。 ****** ・・・このような世の中だからこそ、核抑止が益々重要だと声高に叫ぶ人達がいます。しかし本当にそうなのでしょうか。確かに、戦争をできるだけ防ぐために、抑止の概念は必要かもしれません。一方で、歴史が証明するように、ペロポネソス戦争以来、古代ギリシャの昔から、力の均衡による抑止は繰り返し破られてきました。なぜなら、抑止とは、あくまで頭の中で構成された概念又は心理、つまりフィクションであり、万有引力の法則のような、普遍の物理的真理ではないからです。   自信過剰な指導者の出現、突出したエゴ、高揚した民衆の圧力。あるいは誤解や錯誤により抑止は破られてきました。我が国も、力の均衡では圧倒的に不利と知りながらも、自ら太平洋戦争の端緒を切ったように、人間は必ずしも抑止論、特に核抑止論が前提とする合理的判断が常に働くとは限らないことを、身を以て示しています。   実際、核抑止も80年間無事に守られたわけではなく、核兵器使用手続きの意図的な逸脱や核ミサイル発射拒否などにより、破綻寸前だった事例も歴史に記録されています。   国破れて山河あり。   かつては抑止が破られ国が荒廃しても、再建の礎は残っていました。  国守りて山河なし。   もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、人類も地球も再生不能な惨禍に見舞われます。概念としての国家は守るが、国土も国民も復興不能な結末が有りうる安全保障に、どんな意味があるのでしょう。   抑止力とは、武力の均衡のみを指すものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはずです。そして、仮に破れても人類が存続可能になるよう、抑止力から核という要素を取り除かなければなりません。 ・・・核兵器廃絶は決して遠くに見上げる北極星ではありません。被爆で崩壊した瓦礫に挟まれ身動きの取れなくなった被爆者が、暗闇の中、一筋の光に向かって一歩ずつ這い進み、最後は抜け出して生を掴んだように、実現しなければ死も意味し得る、現実的・具体的目標です。 諦めるな。押し続けろ。進み続けろ。光が見えるだろう。そこに向かって這っていけ。   這い出せず、あるいは苦痛の中で命を奪われた数多くの原爆犠牲者の無念を晴らすためにも、我々も決して諦めず、粘り強く、核兵器廃絶という光に向けて這い進み、人類の、地球の生と安全を勝ち取ろうではありませんか・・・ ******* いやぁ素晴らしいコトバたちでございます。小生も広島を離れて東京に住んでもう40年近くになります。どこにいても何をしていても、8月6日の朝はなぜかいつも背筋をスッと伸ばして、広島の空を眺めて「あの日」のことを思う、そんな生活が続いてきました。改めて、今なお苦しみの絶えない被爆者や御遺族の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。 もとい。 もとい。 鯉の方です。なんとDeNAのスーパーエース東クンを打ち込んで見事にノックアウトしちゃいましたぞ! 初回は立ち上がりを攻めて3番小園4番末包の連打で2死1.2塁とすると5番坂倉がライト線へ美しい2点タイムリー。同点で迎えた4回はヒットの末包を1塁に置いて6番モンテロが東クンの投じたツーシームを掬い上げてバックスクリーン横へ勝ち越し2ラン。続く5回は3番小園の右中間ツーベースの直後に4番末包が左中間へ2ランをドカン!でございます。いやぁガンガン打ちまくりのスバラシイ攻撃でございましたな。 まぁ東クンも前回の燕戦あたりから調子を落としている様子ですが、とはいえ鯉打線がいつもゼロ封されている「あの彼」から6点ゲットですからね。それもきっちり打ち込んでの大量点です。凡打になった打球も東クンの球をしっかり捉えた打球ばかりでしたから、今日は東クンも投げていて相当フラストレーションが溜まったと思いますわ。 特筆はやはり末包クンの「あの一発」ですかね。東クンの「初球」のチェンジアップでした。ここんとこの末包クンの「初球スイング」はいつも変化球で抜かれて腰砕けの空振りして片膝をついてる情けない姿の印象でしたが(どんな印象じゃ、笑)、今日はお見事でしたね。 真っ芯で捉えて物凄い打球音がしましたが、そのままバットを振り上げた打球はあっという間に左中間スタンドの最上段に突き刺さりました。いやぁメチャクチャ飛んでましたな。ほぼ130メートル弾だったのではないですかね、東京ドームなら看板直撃、旧広島市民球場なら場外弾だったかも(笑)。久々にスカッとさせて頂きました。 とはいえ、得点差はありながらもいつもの如くDeNA打線にジリジリ追い上げられて、終盤は色々とドキドキしながら見つめておりました(笑)。6回裏にビシエドが中崎から放ったレフトフライは打球の角度だけ見たら完全に同点3ラン被弾のソレで思わず息が止まりそうになりましたし(苦笑)、8回裏は島内さんが1死満塁から無失点で切り抜ける必殺マッチポンプ劇場(泣)。 それでも9回は昨日のリベンジを見せてくれた森浦クンが三者凡退に斬ってゲームセット。いやぁ相変わらず疲れますな(苦笑)。それでも広島の大事な大事な日に、どんなにカッコ悪くても必死のパッチでなんとか勝利を届けてくれた鯉諸君に、心より感謝でございます。ありがとうございます。 ↓クリックお願いします。 にほんブログ村

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