広島のモンテロが8月16日の阪神戦で、0―2の5回先頭に伊原陵人の直球を捉え、左翼上段席へ10号ソロを放ちました。報知が紹介したNPB+の計測では、打球速度175.7キロ、打球角24度、飛距離129.8メートル。来日2年目で初めて2けた本塁打に到達し、昨季の9本を上回りました。
数値からは、低めのライナーではなく、十分な角度と非常に速い打球速度を兼ねた確信的な当たりだったことが分かります。また、広島は今季、本拠地の阪神戦で開幕から11試合連続本塁打とし、1960年の球団記録8試合をさらに伸ばしました。個人の節目と球団の記録が同時に生まれた一発です。
長打不足が話題になりやすい打線において、数値でも裏付けられた破壊力は明確な武器です。本拠地の阪神戦で本塁打を継続していることも、難しい相手に対する打線の自信につながります。
打球速度や飛距離は一発の質を示しますが、打撃の再現性やシーズン全体の貢献を単独で証明するものではありません。記録も特定球場・特定対戦に限ったもので、他の条件での攻撃力とは分けて見る必要があります。
モンテロが甘い直球を引き続き強く捉えられるか、長打が勝敗を動かす打点にどこまでつながるかを見守りたいところです。
その上で、本拠地で生まれた記録が選手個人の状態によるものか、相手との攻防や球場特性も関係するのかは、今後の対戦で慎重に見極める必要があります。
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