NPBで通算1091安打、107本塁打をマークした長嶋清幸氏は、1979年ドラフト外で私立静岡県自動車工(現・静岡北)から広島に入団した。紆余曲折を経て“着地”した。社会人入りを検討していた中、プロ入りの話が急浮上。中日入りの流れになりかけたが、素行問題で消滅した。続いて阪神からラブコールを送られ仮契約も交わしたものの、ドラフトで指名されず宙ぶらりん状態。一転して広島入りとなった。決め手は広島・木庭教スカウトの“熱い言葉”だった。