9月5日の巨人戦で「2番・一塁」に入った佐藤啓介が、初回1死から田中将大の内角直球を右翼席へ運び、先制の3号ソロを放ちました。2日の中日戦以来3試合ぶりの一発で、プロ1号から11試合で3本目。3回にも中前打を放ち、相手守備の乱れの間に生還して、7月5日以来の複数安打を記録しました。
フルカウントから内角球を良いポイントで捉え、振り負けずに右翼へ運んだ内容は、直球への対応力を示します。育成出身3年目の選手が上位打線で長打と出塁の両方を生み、2得点につなげたことは、打線構成の選択肢を広げます。本人は継続が大事だと語り、目の前の結果だけでなく日々の積み重ねを重視しています。
直近11試合で3本塁打という長打力は、得点力不足に悩むチームにとって魅力的です。田中将の直球を一振りで仕留め、次の打席では単打で出塁した点からも、偶然の一発だけではない広がりが見えます。若手が上位で経験を積むことは来季の競争にもつながります。
「覚醒」と呼ぶには標本がまだ小さく、相手が変化球中心で攻めた時や左投手との対戦で同じ成果を出せるかは未確認です。打率、出塁率、守備を含む総合的な安定も必要です。また、この日はチームが延長戦で敗れており、個人の好調だけで勝敗上の課題が解決したとは言えません。
先発機会を継続して得られるか、甘い直球だけでなく変化球も見極めて出塁できるかが焦点です。一塁や外野の守備でも信頼を高め、上位打線の定着へ進めるか注目されます。
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