長い試合でした(笑)。5時間16分ですからほぼ2試合分。お昼過ぎに始まった筈の試合が、終了時は美しいエナメル光線(死語)のナイター照明にどっぷり、まぁひと昔前ならばダブルヘッダーを見ていた感じですわな。流石に疲れましたが、我々は呑気に見ているだけですからね、選手達はホントに大変ですよ。 地方都市に本拠地を構える我らが田舎モン球団の宿命ですが、水曜と木曜の阪神との連日の9回裏の激闘を終えたあと、金曜日は早朝6時の新幹線に乗って4時間かけて横浜に移動、疲れた身体にムチ打って臨んだ移動ゲームの金曜のDeNA戦がこれまた激闘の延長戦。ヘトヘトになってホテルに戻りなんやかんやで寝たのが午前3時くらいでしょうか、で、翌日の昨日はデーゲーム、それがなんと5時間越え。きっと昨日の夜はホテルで爆睡ですわ。で、さぁ日曜のゲームも頑張ろう!と、ようやくここまで辿り着いた感じ。お疲れ様です(笑)。 昨日の試合はホントに色々あり過ぎで振り返るのも大変です。しかし9回スコアレス0対0で2時間半で何もなく終わる試合と、お互い打ちまくりで両チーム合計32安打15点も入る5時間越えの試合が同じチケット代金というのも不思議なというか非情で残酷な感じもしますが、まぁそれが筋書きのないドラマのチケットを買うということの代償ですから致し方ありませんかね。もう翌日になりましたので試合の全部の経緯を辿るのは控えますが(苦笑)、少し振り返ります。 鯉の得点シーンが極めてバラエティに富んでましたよね。延長12回で最後にベンチに残っていたのはアツ先輩だけでしたのでまさに文字通りの全員野球、1番打者から9番打者まで、そして代打・代走のメンバーも含む隅々まで全員がきっちり働いて結果を出したなぁという印象が強いかと。 初回から先頭の1番秋山先輩がツーベース、2番野間クンが進塁打、3番菊池先輩がレフト前タイムリーで先制。まさに「おっさんず達の電光石火の1点」でしたかね。で、2回は7番矢野クンがヒットで出塁するとそのまま二盗に三盗で3塁に進んで内野ゴロでホームに生還するという「パンチ矢野が足で稼いだ1点」でございました。 で、2回裏に先発の玉村クンが連打をくらって炎上、一挙5点を失い逆転されちゃいます(まぁ玉村クンもそこまで悪くなかったように思いますが、少し不運なコースヒットもあったりで残念でしたかね、もう一度チャンスをあげて欲しいです)。まぁ普通ならそのまま負けゲームのモードに突入し、出てくる中継ぎ投手も持ち堪えられずにズルズル大敗モードに入ってしまうケースです。 が、昨日はその投手陣達が踏ん張りましたわな。3回から12回までの10イニングをケムナ、中崎、森浦、島内、栗林、矢崎、黒原、河野とつないで僅か1失点の継投を完成。ブルペン投手を使い切って(菊池か矢野のピッチングも見てみたかったですけどね、笑)の見事なリレー。これが再逆転への道を繋いだことは言うまでもありません。投手陣のそれぞれのピッチングのことを書くとブログが終わらなくなりそうなので今日は割愛(最後にドラ1君のことを書きます)します。 もとい。 バラエティに富んだ得点シーンの話に戻ります。DeNAに逆転されて3点ビハインドになってからの4回表。二死から8番林クンが中川颯クンの低目のツーシームをマン振りバットの真っ芯でぶっ叩いた強烈なライナーがセンターの真っ正面へ。センターライナーかと思われた打球がなんとグングン伸びてセンター蛯名クンの頭上を越えるツーベースに。まぁあれは目測を誤っちゃいますわな、それこそ漫画ドカベンでいうところのピッチャーの股間を抜けそのままぐんぐん伸びてバックスクリーンに突き刺さる打球のようでした(笑)。で、二死二塁から代打宇草クンのレフトへの技ありタイムリー。さしずめ「レギュラー確保を狙う左打者達による1点」でしたかね。ファームにいる田村よ、中村貴よ、そして佐藤クンよ、見ていたかいな。この4回の二死からの1点は地味でしたが、その後に大逆転していく試合展開的にはかなり「重要な得点」だったかと思います。 そして5回は歓喜の同点劇。まさにここは「小園・末包・坂倉の鯉打線の骨格となる3人連打による得点」でしたわな。ここも二死からでした。4番小園がアンダースロー打ちのお手本のような流し打ちでレフト前ヒット、で、不思議なくらい都市伝説的に「4番小園が打てば続いて打つ、小園が打たなきゃ打てない5番末包さん」が連続ヒットで繋いで1.2塁。で、前日の試合ではこの2人の作ったチャンスを潰しまくった6番坂倉さんが左中間へのタイムリーツーベースで同点。真っ赤に燃える横浜スタジアム。デーゲームのハマスタはこうでなくっちゃいけませんわな。 しかしこの3人組の名前、なんかいいのがないですかねぇ。知人の方から「小包坂(コガネザカ)」という新アイドルグループの名前でいかがでしょうと頂きましたが、秋元康プロジェクトと言うか坂道グループ好きの我が家の男達(長男、次男、ワシ)的にはど真ん中のドンピシャ!のネーミングなのですが、まぁ一般的には受け入れられませんわな(苦笑)。 もとい。 で、再び1点ビハインドの5対6のまま6回、7回と進み、うーむ今日はさすがにこのまま負けゲームですかな、まぁ2回に打者一巡で大炎上したんだからまぁ致し方なしか、明日頑張ろうという空気も流れかけた8回表、あのゾンビテーマにのってDeNA山﨑康クンがマウンドに登場した時は、あれ?もしかしてワンチャンあるか?と思いも頭の中をよぎりましたがあっさりツーアウトに。代打にリトル石原クンが登場。今日はみんなお疲れじゃ。8回裏は石原がマスクを被って河野とのバッテリーでクロージングしてくれやと思いつつ、トイレに立とうとしたら、山﨑クンの真ん中ストレートをマン振りしたリトル石原クンの打球がレフトポール際に高く高く舞い上がる。おっ!と思いきや、まぁ芯で捉えたけどあの角度ではファールかな、とそのままトイレに行こうとしたら、着弾のタイミングでレフトスタンドの赤い集団が一斉に両手を上げましたぞ!きた!きたぞ!これぞ文字通り、昭和の新聞記事で言うところの、 値千金の一発。 ファームで1軍入りを狙っている右打者連中よ、見ているか。これはまさに「ワシだって長距離砲の右打者なんじゃ!の1点」でした。それこそ中村奨成よ、久保修よ、高木翔斗よ、内田よ仲田よ!そして堂林よシャイナーよ見ていたか。君たち右打者ロマン砲のライバルはここにもおるんじゃ。 試合は前述の投手陣の踏ん張りで延長戦へ。そして再び歓喜の12回表に突入です。DeNAマウンドは三嶋クン。初モノにはめっぽう弱い鯉打線も前からよく知ってるネームには強いのです、康晃クン然り三嶋クン然り。先頭の4番小園が目の覚めるような強烈なライナーでライト線を撃ち抜くツーベースで無死2塁。ま、5番末包に送りバントさせて失敗の何やってんの新井さん采配は横に置いておいて(まぁ先日末包にバントさせたら案外上手くてオールセーフになった記憶が選ばせた愚策でしたな)1死2塁から6番坂倉クンが初球打ち。三嶋クンのストレートを捉えてライトオーバーの勝ち越しタイムリー!湧き上がるレフトスタンド。2塁ベース上で派手なアクションをせずに静かに拳を握ったのは前日にチャンスを潰しまくった自分への腹立たしさもあったのでしょうな。今日はタイムリー2本で3打点。まさに「坂倉クン悔しさ爆発の意地の1点」でしたかな。 更には1死2.3塁となって打席に二俣クン。前の打席では送りバントを小フライにして走り出すのが遅れてしまい、キャッチャー山本クンに意図的にワンバン捕球され併殺打になるという大チョンボをやらかしていた二俣クン。12回裏が今季初登板の河野クン1人だけという中で何点でも欲しいところですから代打を送られてもいい場面でしたが、さすがは新井さんです、そのまんま二俣クンがリベンジの打席に入りましたわな。で、やってくれましたよ二俣クン。石川クンのチェンジアップに完全に体勢を崩されながらも、必死のパッチでバットの先になんとか当て、カッコ悪い打撃フォームでも根性で振り抜いた打球が前進守備のDeNA内野陣の頭を超えてセンター前にポトリ。「ファームに落とされてたまるか!の二俣クンのタイムリー」でしたな。 いやぁ本当にバリエーションに富んだ合計9点でした。 もとい。 そしてこれは書いておかねばなりません。 本日の勝利投手は、黒原拓未(24歳)2021年ドラフト1位。 心の底から嬉しいです。ドラ1で入団した3年前、いきなりジャイの吉川クンへの危険球で退場しSNSが大炎上してしまう、そこから不遇の2年間をファーム中心に過ごしてきたドラ1投手でございます。小生ももうこのままダメになっちゃうかなと思いました。それでも春季キャンプの閑散とした東光寺球場、一人で必死に頑張る彼の姿が目に焼き付いておりました。で、死に物狂いで復活をかけた今シーズン、見事に蘇ってオープン戦で結果を出して臨んだ今シーズン、ご存知の通り開幕カードの2戦目いきなり度会クンの頭にふつけてしまいまたもや危険球退場。あのシーンは小生も思わず目を瞑ってしまいました(涙)。どうして彼はこんなに苦しまなければならんのか。流石にもう再復活は厳しいのではと思いましたが、新井さんはファームに落とすことなく荒療治でしたよね、すぐに継投で彼をマウンドに戻して使い続けます。黒原クンもこれに必死で応えていきます。死球の恐怖に怯えながらも必死に腕を振り、1イニングの全力投球に全てをかけて結果を出し続けていきます。毎度マウンドに上がるたびに、小生は彼の姿に人生を重ねながら、ドキドキしながら見ておりました。 ハマスタのDeNAファンの皆さんからはマウンドの黒原クンに向けて強烈な野次とブイーイングの嵐。そりゃそうです、大事な度会クンにいきなり死球をぶつけやがった憎き相手。ですからね。それでも黒原くんは動じません。強いメンタルです。いやこの苦悩した2年で彼は「強くなった」のでしょう。誰にも言えない苦しみがあったと思いますが、それを自分で乗り越えてきたのです。堂々とした投げっぷりでツーアウトに。が、しかし。関根クンに投じた初球のストレートが背中に直撃するデッドボール。うわぁ。思わす目を瞑ったワシ。またこの悪夢を繰り返すのか(泣)。神様、許してくれ。騒然とするハマスタ、ベンチにも戻り治療する関根クン。引き攣った顔でマウンドに佇む黒原クン。ベンチは動きません。 数分後、関根クンはベンチから出てきて元気に走って1ベースに戻ってくれました。ありがとう関根クン(涙)、本当に申し訳なかったよ関根クン。それでも黒原クンの野球人生と関根クンの野球人生は続いていく。それが職業野球です。仕切り直しです。絶対に逃げるな黒原よ!と皆が見つめる中で彼の目は死んでませんでした。全力でこの打者を抑えるんじゃ。死んでもスリーアウトにするんじゃ、オレはそれまで絶対にマウンドを降りないぞ。黒原クンの目にはそんな決意が見えましたよ(泣)。再開後の初球、思い切り躍動するフォームで思い切り腕を振ってど真ん中に148キロの渾身のストレートを投げ込んだ黒原。よし大丈夫じゃ。3球目のカットボールで柴田クンをセンターフライに討ち取ってスリーアウト。この回を投げ切りました。投球を完了させましたわ。彼の野球人生の全てをかけた「このイニングの3アウト目」だったと思います。なんてことない1イニングですが、そんな場面だったと思います(泣)。 ドラ1投手の黒原拓未の誕生。プロ初勝利おめでとう。 ↓クリックお願いします。 にほんブログ村
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