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打って走って守って投げて。田村俊介が魅せる試合の中での存在感。(4/12ジャイ2回戦1-0)

打って走って守って投げて。田村俊介が魅せる試合の中での存在感。(4/12ジャイ2回戦1-0)

スクイズってめちゃくちゃ緊張するんですよ。小生も一度だけ高校時代に公式戦でスクイズのサインが出たことがあります。同点で迎えた試合終盤の1死3塁の見え見えの場面だったと思います。試合会場だった高校のグラウンドの様子や土の匂いをなんだかトラウマのようによく覚えてます(苦笑)。カウント1ストライク2ボール。ベンチの監督からスクイズのサインが出ました(当時は超簡単なフラッシュサインでした、確か右耳を触るのがキーになっていてその後触ったところがサイン、バントは腰のベルトだったでしたかね、笑)。 スクイズのサインを受けてドキドキ感がMAXのワシ(高校2年生)。なんだか白々しくわざと大きな素振りなんかしたりして(笑)。その当時は打席でバット構える際には1球ごとに大きな声を出すのが高校野球のお作法(昭和か!)でしたが、この時はなんだか口が乾いてしまって上手く声を張れず声がひっくり返りそうになるワシ(笑)、あらら?こりゃバッテリーに気づかれてしもうたかのぉ(笑)。 で、投手の足が上がったのと同時に3塁ランナーがスタートして突っ込んできます。同時にワシもバントの構えに入ります。が、ピッチャーも動きを察し、咄嗟にやや外角低目寄りにウエスト気味なボールを投げ込んできましたわ。いや、それでもこの球ならバットに当てられる!と必死のパッチで飛びつくワシ。が、しかし。無常にもワシのバットは空を切り、そのボールはワンバン気味にキャッチャーミットの中に吸い込まれます。ヤベェ。空振りじゃ! 突っ込んできた3塁ランナーが三本間で急ストップをかけて踵を返して3塁方向にUターンしますがさすがにダメですわな。サードとの挟殺プレーで何度か粘るも結局はタッチアウト。スクイズを空振りして打席に片膝ついてそれを呆然と見つめるワシ。顔から火が出るほどの情けなさとで屈辱まみれになるワシ。当然ながら次の球もマン振りして空振り三振でチェンジ(泣)。 まぁ試合は結局その後のイニングで点が入ってうちの高校が勝利したのでまぁ小生が敗戦の戦犯に吊し上げられることもなく無事に終わったのですが(苦笑)、とはいえあの「スクイズ失敗」の場面だけは、小学生・中学生・高校生のアマチュア野球、更には大学やオヤジになってから今でもやっている草野球の試合、といった小生のクソ長い野球人生の中でも多分一生忘れない場面、だと思いますわ。笑。すんません、どうでもいいことを長々と書いてしまいました。 ま、それくらいにあっぱれ矢野さん! ということです(笑)。 因みに、スクイズって決まった場面を見るとしれっと平然とやってるように見えますが、よ〜く考えてみて下さいな。3塁ランナーが自分の方へ向けてもの凄い鬼の形相で突っ込んでくる中で、更にはピッチャーが打球を処理しホームでアウトにすべく自分の方へ向けてもの凄い鬼の形相で突っ込んでくる中で(笑、鬼の形相はあんまり関係ないか)、バッターは「投手と捕手の間の極めて極小狭小のスペースに白球を転がす」のでございます。このクソ広い野球グラウンドに中の極めて限られた小さなスペースで行われる究極のプレー。 こんなのアウトにしかならんじゃろという気もしますが、逆に野球をやっている方なら誰しもが、この「絶妙な空間で繰り広げられる駆け引きプレー」の奥深さとともに、走者と打者が決められた通りのプレーをやりさえすれば、こんなに小さなスペースのプレーでも「楽勝でセーフになることができる」という野球マジックをよく知っておりますわな。いやぁしかしワシは一体なにをこんなに長々と必死に書いてるんだろうか(笑)。よっぽどトラウマなんだろうな(笑)。 初球は少しウエスト気味に外されててしまい、スクイズバントを失敗した矢野に対し、2ボール1ストライクから再びベンチのサインはスクイズでしたな。この球も少し外側に外され気味でしたがこれに飛びついて「根性バント」でスクイズを成功させた矢野クン。いやぁあっぱれでございました。心より敬服申し上げます(笑)。 まぁ矢野クンが試合最後にかました大絶賛のショートでの超美技ダイビングキャッチについては、打球自体は強烈でしたが、矢野くん的にはやや余裕含みなボール捕球のタイミングでしたので(笑)、ダイブの幅を少々短めに調節しながら「ド派手に見えるように跳んだ」のを知っておりますけどね(嘘ですよ、ナイスプレー!でした、笑)。 もとい。 試合的には田村クンの存在感がたっぷりでしたよね。もちろん虎の子ならぬ「鯉の子の1点」のスクイズに繋がったセンターオーバーのスリーベースも素晴らしい打球(とはいえセンターが二俣クンなら楽勝キャッチされてましたが、笑)でしたし、スクイズでホームに激走で突入してくる60番の姿もオーラというか華があるカッコよさ(笑)。3打席目も当たり損ねのキャッチャー前ゴロが1塁線上でピタッと止まるドカベン殿馬クンよろしくの「秘打G線上のアリア」実写版を魅せてくれましたし(笑)、7回の4打席目は1死1塁の場面でわざわざ田村にサウスポー高梨クンをワンポイントでぶつけるというご丁寧なシンノスケ采配(田村クンもこれだけ警戒されるようになったんですな、光栄なことですぞ!)を受けショートゴロ併殺に斬られちゃいましたが、これも打球的には完璧に捉えた強烈な低い打球でしたからね。あっぱれでございます。 そんな田村クン、更には守備でもビッグプレーがありましたよね。もしかしたら今日の試合の最大のハイライトだったかもしれませんな。スクイズで先制した直後の4回表。床田クンが先頭の吉川クンにセンターオーバーのツーベースを打たれて無死2塁。あら?味方が点を取ってくれた直後には絶対に失点しねぇぞ!というのが今日の床田クンのテーマだったんじゃなかったっけ?おいおいおいと暗雲が立ち込める中で迎えるのは開幕から毎試合安打が続く絶好調の4番岡本和真クンですわ。まぁ同点までは覚悟しとこうか、と皆さん思った筈です。 が、この打席、鯉バッテリーは1打席目の外角攻めからは一転して、岡本クンの胸元攻めでインハイにストレートをガンガン投げ込みましたわな。これにフルスイングするも思いきり差し込まれた岡本クンの打球は高く舞い上がる1塁側へのファールフライ。よっしゃ!討ち取ったで!と思わずその場で腰を浮かしたワシ。が、打球がなかなか落ちてこない。ファースト田村クンがこれを必死のパッチで追いかけるも打球は1塁側観客席との境目あたりに。上空は強い風が吹いて打球も大きく流され押し戻されます。これを目で追いかけながらふらつく田村クンの足取り。うわ!やばい!こちらに背を向けて数歩進むと、倒れ込みそうになりながらも懸命にファーストミットを伸ばす田村。 捕れ!捕るんじゃ田村! と思わす声が出るワシ。 捕ったどぉ!(笑) 思わずガッツポーズするワシと床田と新井さん(笑)。鯉ベンチで新井さんが藤井コーチが笑顔でハイタッチする、まさにその瞬間に、ファースト田村クンの「獲物を狙うような鋭い目」がキラリと光りましたわな。サードじゃ!タッチアップじゃ!と末包先輩が田村に向けて大きな声で叫ぶ、それよりも前に既に田村クンは3塁への送球体勢に入ってましたよね。いやぁスバラシイ動きでしたよ。高く上がったファールフライにまずはいったんフェンスギリギリまで一目散に向かって距離を詰め、そこから「戻りながら」球際の強さを出してこれを捕球。捕球と同時にタッチアップの2塁ランナーを3塁で刺すべく3塁への大遠投でございますぞ。スバラシイ! 愛工大名電のエース様を舐めんなよ! とばかりにレーザービームが炸裂ですわ。145キロのストレートで3塁へ大遠投じゃ!少しランナー側に逸れたワンバンのボールをサード小園が上手いこと捕球しながら、スライディングしてきた2塁ランナー吉川クンにタッチ!でございます。 アウトじゃボケぇ! ・・・汚い言葉で失礼致しました(笑)。いやぁ今日の試合のハイライトだった思いますわ。打って走って守って投げてと存在感たっぷりの田村クン。去年は期待され過ぎて潰されてしまった彼ですが(今は二俣クンが同じように苦しんでますな)、打撃も守備もあの時の悔しさを胸に必死でしがみついてプレーしている感じが伝わってきます。ヘンテコりんな格好悪い打球のヒットも多いのですが(笑)、それでも結果を出せていること自体でいい方向に転がり繋がっておりますよね。田村クンの大ブレイクに向けて期待しましょう! 相変わらず長い文章になりましたので床田クンは簡単に(すんませんね、もちろん最大のヒーローは貫禄の完封勝利の床田クンです)。毎回のように得点圏に沢山のランナーを背負いながらもあの吉川クンのツーベースの場面以外は「失点の匂い」がしませんでしたよね。あっぱれな「信頼感みなぎる投球」でした。大城クンを三球三振に仕留めた、7回90球目にして初めて力を入れて全力で腕を振った本日最速の151キロのストレートが圧巻でございました。願わくば9回は長野さん!との真っ向勝負も見たかったですが、今季は長野さん開幕から絶好調ですからね、次回のお楽しみということで(笑)。 本日はサンデー森翔平ですな。ジャイ打線さんもこのままでは終わらない、終われないとは思いますので、森クンも慎重に、かつ大胆にガンガン投げ込んでいってくだされ。 ↓クリックお願いします。 にほんブログ村

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