広島の杉田健が、プロ初の一軍昇格を目指してファームでアピールを続けています。育成ドラフト1位で入団した3年目の右腕は7月末に支配下登録され、8月30日時点で35試合に登板して1勝2セーブ、防御率3.04。150キロ台の直球にフォーク、カットボールを組み合わせる投球スタイルを築きました。
技術面だけでなく、今春から個人で契約したメンタルコーチとの取り組みが転機になっています。以前は抑えても理想通りでなければ自己否定に傾きましたが、良かった部分を探し、感情の振れ幅を抑える考え方へ変化。打たれた場面も課題として整理できるようになり、継続的な成長につながったと説明しています。昨季は使用が少なかったフォークも、腕を振って投げることで落差が増しました。
育成から支配下を勝ち取った過程には、技術と自己管理の両面での成長が表れています。大盛、持丸、辰見、佐藤啓、二俣、名原ら育成出身者が一軍にいることも、杉田にとって具体的な目標と刺激になります。
ファームでの成績が、そのまま一軍での成功を保証するわけではありません。一軍昇格の時期はブルペン陣の状態や登録枠にも左右されます。メンタル面の改善も個人の実感であり、今後の登板で継続性を見ていく必要があります。
直球とフォークが一軍打者にも通用するか、走者を背負った場面でも落ち着いて投げられるかが焦点です。残り1カ月で昇格機会をつかみ、マツダスタジアムのマウンドに立てるか注目されます。
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