育成枠シリーズ第2弾は、ドラフト2位指名の岸本大希選手(徳島インディゴソックス)です。シート打撃では、ホームランを含む6打数6安打という圧巻の大当たりを見せました。育成選手は、内容どうあれこれくらいの「爪痕」を残し続けない限り、支配下へのチャンスは巡ってきません。もっとも、これまでの佐藤啓介や中村貴浩の例を見ても、昇格のタイミングやその後の1軍での結果が伴っていないケースばかりなのが気になるところですが……。 岸本といえば、独立リーグ時代にマークした驚異的な盗塁数が代名詞です。69試合で41個という数字は、まさに異次元。 「足のスペシャリスト」という印象が強かったのですが、シーズン後半から長打が出始め、最終的に5本塁打を記録しました。たまたまでこれだけの数は打てません。明らかに長打のコツを掴んだのでしょう。 もちろん、プロの舞台でその打撃がそのまま通用するほど甘くはありません。しかし、その自慢の「足」は、一軍でも即戦力として通用する可能性があります。奇しくも今、チームからは同じ役割(代走・内野守備)を担っていた選手が消えようとしています。「空いた穴を、手近な似たタイプで埋める」のは見えやすいですから、その意味では岸本が今最も支配下に近い位置にいるのかもしれません。近日中に触れる予定の辰見も含め、この転がり込んできたチャンスを誰が掴み取るのか。サバイバルはすでに始まっています。
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