8月9日のDeNA戦で、広島の新井監督は0―1の8回2死二、三塁、右打者エンカーナシオンの場面で19歳右腕・菊地ハルンを起用しました。菊地は2ボール2ストライクから147キロの直球を中前へ運ばれ、2点を追加されました。試合は0―3で敗れましたが、監督はこの登板を単なる経験目的ではなく、勝負を意識した起用だったと説明しています。
広島の右の救援陣は中崎、ターノックらが故障離脱し、島内も不在です。特定投手へ負担が偏るのを避けるには、経験の浅い投手も重要局面で使う必要があるというのが監督の判断です。21歳左腕の辻が招いたピンチで右の強打者を迎え、左右の組み合わせも踏まえて菊地へ交代した流れでした。
19歳で1点差の終盤を任されたこと自体、球威と将来性への期待の表れです。厳しい場面を経験しながら、追い込んだ後の決め球やコース選択を学べれば、故障者が戻るまでの穴埋めにとどまらず、今後の救援陣の柱へ成長する可能性があります。若手を勝負の場で育てる意図は理解できます。
走者を背負った場面は若手にとって難度が高く、より経験のある投手を使うべきだったという見方も成り立ちます。一方で、記事からは当日使える他投手の疲労や登板可否をすべて確認できません。打たれた一球だけで起用の成否や菊地の力量を断定するのも早計です。
菊地が次の登板で直球の質と追い込んだ後の投球をどう修正するか、首脳陣がどの場面で継続起用するかが焦点です。同時に、故障者の復帰時期とブルペン全体の負担配分も追う必要があります。
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