この盆休みの試合を楽しみに球場観戦した観客達が本当は見たかったもの。(8/15燕14回戦1-2)

この盆休みの試合を楽しみに球場観戦した観客達が本当は見たかったもの。(8/15燕14回戦1-2)

平日のマツダスタジアムの観客席がガラガラの空席だらけなことが常に話題の今季の鯉ですが、借金2桁で5位に沈んだチームの最下位攻防戦の燕戦でもさすがにお盆休み中の試合は超満員。3月にチケットが一斉に発売される時も、まず真っ先にGWと盆休みの時期の試合が売り切れになるのでしょうからね。広島在住以外の方はもちろん、普段はなかなか球場に行けない方々、夏休みに息子や孫を連れて久しぶりに観戦に行ってみようかとか、それこそ初めてマツダスタジアムで鯉の野球を見るのです!という方もいらっしゃるかもしれません。 小生のようなヒマでアホで熱心な鯉党(笑)はそれこそ鯉の試合を全て隅から隅まで見ているのかもしれませんが、そんなのは極めてレアなマニア鯉党ですからね(自虐)、普通の鯉党の方々はまぁ試合結果をテレビニュースで見て勝った時は勝ったのねと素直に喜んで翌朝の中国新聞で勝利を噛み締める、他方で負けた時はあぁまた負けたのねと一瞥して終了!くらいのことでしょう。むしろそれが当たり前の姿かと。広島在住の方だって鯉の試合の結果なんか全く知らないという方も大勢いらっしゃるだろうし、ここ数年はむしろそちらが主流かもしれません。 そんなごく普通に応援する大半の方にとっては1試合毎に監督采配がどうしたの選手起用がどうしたのなんてことはどうでもいい話。超人的な選手の素晴らしいプレーに拍手喝采し、つまらないプレーに落胆と怒りを覚え、応援歌や宮島さんや風船飛ばしやスクワットで思い切り盛り上がり、まさに鯉の試合を一喜一憂して楽しむ。あぁ面白かったね!と興奮して隣人と喋りまくりながら、あるいは何やってんだよ悔しいのぉと愚痴りながら、それでも赤い服を来たまま熱狂のスタジアムから出て広島駅への道を歩きながらそれぞれの普段の日常生活に戻っていく。そんな夢の場所の筈。 シーズンチケットを持っていて今日は暑いから球場行くのはやめとこうとか、今は負けそうだから球場行くのはやめとこうとか、おもろないからやめとこうなんて偉そうに言ってる方々には到底分からないであろう「今年の盆休みは皆で鯉のこの試合を球場で見るんじゃ!」という楽しみ、期待感、熱量を持ってスタジアムに足を運ぶ、そんな方々もたくさんいるのだろうなと、盆休みの超満員のマツダスタジアムの光景を見るといつも思いますわ。 燕との初戦。結果はご存知の通り1対2で敗戦。鯉の得点は小園の内野ゴロの間の1点だけ。投手戦という名の貧打戦で低スコアの単調な試合でしたのでそれこそ一緒に連れてこられた小さいお子さんやお孫さんは途中から飽きてグズっていたのかもですな(苦笑)。そういう意味では最後に飛び出した村上クンの豪快なホームランは鯉にとっては絶望の致命弾でしたが、球場の盛り上がりとして「わぁホームラン!」と野球少年達の温度が上がったことでしょうね(苦笑)。そんなお盆休みの試合です。 そりゃ鯉が勝つことが一番盛り上がるのは当たり前なんですが、もう一つ大事な側面としては「球場で、目の前で、選手のプレーを見る感動体験」ということだと思うんですよね。例えば少し前の鯉で有り体に言えば、鈴木誠也のスイングを見たぜ!とかでっかい身体のエルドレッドを見たぜ!とか噂のタナキクマルを見たぜ!とかレジェンド黒田を拝んだぜ!とか最後のマエケン見たぜ!みたいな感動。いつもテレビで見ているあの選手が実際に動いているのを美しいスタジアムで見るという体験。ミーハーでノーテンキでお花畑過ぎじゃろと鼻で笑う有識者の方もいると思いますが、それでもね、やはりプロ野球の原点ってそこだと思うんですよ。小生も50年近くプロ野球を見てきてますが、未だにそう思います。 冷静に考えればというか、毎日毎日鯉の試合ばっかり見ているヒマな輩(まぁ小生もそうですが、苦笑)からすると、例えばこの燕戦、勝敗は横に置いておくとしても、これからの鯉を背負う若手中心のスタメンで臨み皆が頑張ってくれてましたので、そこはそれで評価していると思います。1番中村奨成が初回初打席でライトへ綺麗なライナーヒットを打って出塁する場面もなかなかのもんでしたし、前試合でエラー祭りだったサード佐々木泰、セカンド前川、ファーストモンテロがリベンジとばかりに必死のパッチでファインプレーを連発して見せる、ショートには小園、扇のカナメには坂倉が入りセンターラインを固め、末包が4番にどっしり座る。勝てなくても結果が出なくても当面はこのスタメンでやって欲しい、鯉の将来を担う大事なメンバーです。小生もそうですが、常に鯉の試合をウオッチしているマニア鯉党にとってはウエルカムな納得のスタメン、選手起用だと思います。 その一方で、冒頭から書いてきている「お盆休みのまさに「この試合」を楽しみにしてきた鯉党」にとっては、もしかしたらもっと違うメンバーが見たかったのかもしれませんよね。久しぶりに鯉の試合を見る方にとっては、あれ?セカンドは菊池じゃないの?菊池のエリア33の守備が見たかったなぁとか。あれ?センターは秋山じゃないの?とか思った爺さんや父さんも多かったかと。會澤も野間もベンチですが、我々のように常に鯉の試合を見て選手起用の変遷をみている輩には当たり前のことでも、鯉の三連覇の時から記憶があまり動いていない方々にとっては、それこそコースケやアンパンマン松山のプレーが見たかったとか、プリンス堂林が見たかったなぁとか、アレンはもういないの?とか野村クン投げてよとか、そういう部分ってあると思うんですわ。 チームが勝つことが大前提のプロ野球ですが、スター選手達の個人のプレーを目の前で見ることの感動も大きな要素の一つであり、そこに大きな喜びを感じる方も多い。というか、毎日重箱の隅を突いて監督采配や選手起用を批判し、選手達のプレーに罵詈雑言を浴びせることで悦に入る小生のような輩なんてのはごく一握りのマニアだけですからね(自虐)。 ここまでずらずらと書いてきて一体何が言いたいのかといいますと(笑)、燕初戦の鯉ベンチにずらりと並んだ菊池・秋山・會澤・野間・矢野という知名度が全国区のメンバー達がボーッとグラウンドを眺めている姿を見るにつけ、チームの若返りには絶対にこれが正しい選択なのだとは頭の中では理解しながらも、観客席を埋めた超満員のお客さんは、本当は「彼らがプレーする姿」の方が見たかっただろうなと思ってしまいました。まぁそんな思いもひっくるめて若手が頑張っていくしかないのですけどね(苦笑)。昼間の中田翔クンの引退会見の映像を見ながらそんなことが頭の中を巡った試合でございました。とはいえ、この燕戦に負け越す訳にはいきませんぞ。森下に長いトンネルを抜けてもらうべく「若いチカラ」で援護してやってくれ。頼むぜ鯉諸君! ↓クリックお願いします。 にほんブログ村

コメント 0 件

人気ニュース 週間

人気ニュース 月間

メニュー

カレンダー

2025年8月

 
 
 
 
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
 
 
 
 
 
 
ALL
西

順位表

2025年2024年2023年2022年2021年
セ・リーグパ・リーグ交流戦オープン戦
データがありません。

背番号暗記

選手・スタッフ

Carpred について利用規約プライバシーポリシー
ニュースブログ順位表選手・スタッフ
この盆休みの試合を楽しみに球場観戦した観客達が本当は見たかったもの。(8/15燕14回戦1-2) | Carpred