デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は、9月5日の巨人戦で広島が先発・玉村昇悟を4回2失点、61球で降板させた采配に、勝利への強い意志が表れていたと評価しました。玉村は捕逸と大城の本塁打で失点。広島は早めの継投で勝負に出ましたが、救援陣が失点し、延長11回の末に5-10で敗れました。
安仁屋氏は、玉村の直球に本来の切れがなく、ストライクとボールもはっきりしていたため、勝利投手の権利がかかる5回を待たずに動いたと分析しています。一方、2番手の大瀬良は2死から初球の甘いカットボールを増田陸に本塁打されました。8回の佐々木泰の逆転弾では、直前に菊池涼介の代走として送られた辰見鴻之介の足が相手投手へ重圧をかけ、初球直球を呼び込んだとの見方も示しました。
結果は敗戦でも、首脳陣が重要な一戦で受け身にならず、早い継投や代走で勝負を動かそうとした点は前向きに捉えられます。佐々木の打球内容と長打、辰見が走らなくても生んだ圧力は、若手の役割が得点へつながる好例です。
玉村を早く降ろした評価は分かれます。調子を考えれば妥当との見方がある一方、延長戦で救援陣が不足した結果から、もう1回任せる選択肢を支持する意見もあり得ます。代走が直球を呼んだという分析も合理的ですが、相手バッテリーの意図が確認された事実ではありません。
先発の状態とブルペン負担をどう両立し、勝負所で早く動く基準を整えるかが焦点です。辰見の走力を打者への配球制限や得点へ継続して結びつけられるかも見どころです。
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