広島は8月9日のDeNA戦で0―3の完封負けを喫し、今季2度目の5連敗、借金18となりました。最大の分岐点は0―1の8回1死一、二塁。代走の辰見鴻之介が三盗を試みましたがアウトとなり、同点機が縮小しました。辰見は自分の判断を反省し、新井監督と赤松コーチは挑戦を評価しつつ、次の成功へつなげる姿勢を示しました。
敗因は走塁一つだけではありません。初対戦の片山に対し、2回1死満塁で得点できず、6回2死三塁も無得点でした。今季11度目の完封負けで、好機に直球をどう狙うかを打撃コーチも課題として認めています。辰見の判断は目立つ場面でしたが、試合全体では複数の得点機を逃した打線の問題も大きいと読めます。
辰見はリーグ上位の19盗塁を記録しており、走力は明確な武器です。失敗を理由に消極的になるのではなく、状況判断を磨けば終盤の得点手段になります。首脳陣が本人を責めるだけでなく、次の成功を後押しする方針を示したことは、若い選手の成長を促す材料です。
中心打者へ続く局面だったため、三盗より二人の走者を残す方が得点確率は高かったのではないかという見方があります。ただし、投手の癖や事前の走塁権限など、現場の全情報は記事から確認できません。また、積極性を保つだけで同じ失敗が防げるわけではなく、具体的な検証が必要です。
走塁判断の基準をチーム内でどう共有するか、初対戦投手に対する狙い球をどう徹底するかが焦点です。連敗脱出には、挑戦する姿勢と好機での再現性を同時に高める必要があります。
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