広島の床田寛樹が9月8日の阪神戦に先発する。今季の阪神戦は3試合で0勝2敗、防御率3.00。大崩れしてきたわけではないが、いずれも六回までに降板し、援護や継投との巡り合わせもあって白星を得られていない。床田は阪神の1番・近本光司を最大の警戒対象に挙げ、森下翔太、佐藤輝明ら中軸の前に走者を置かないことを攻略の軸としている。
近本には今季2打数2安打1四球、昨季も24打数10安打、打率.417と打たれており、従来の攻めが対応され始めたという自己分析がある。単に中軸を抑えるだけでなく、得点の起点を封じて打線を分断する発想だ。前回1日の中日戦では8回1失点で6勝目。8連戦の初戦だけに、長い回を投げれば救援陣の負担軽減にもつながる。
相性の悪さを認めた上で、過去の成功パターンを一度リセットし、新たな攻め方を考えている点は頼もしい。床田は阪神戦でも防御率3.00と試合を壊しておらず、前回登板の内容も良い。1番打者を抑えて主導権を握れれば、チームの連敗を止める展開を作れる余地は十分にある。
近本を封じても森下、佐藤輝らが単独で長打を生む可能性はあり、作戦はそれだけで完結しない。過去の対戦数も限られ、相性データにはその日の状態や守備、球場条件が含まれる。また床田が好投しても援護がなければ勝利投手になれないため、白星は投手だけでは制御できない。
近本への初球、出塁を許した場合の走者管理、六回以降まで球威と制球を保てるかが焦点だ。8連戦初戦で床田がどこまでイニングを稼ぎ、攻撃陣が早めに援護できるかを見たい。
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