4回裏は先頭打者モンテロのヒットに坂倉と末包が連続四球で無死満塁の大チャンス。楽天のマウンドは藤井聖クン。鯉打線がめっぽう苦手な「あの投手」みたいな(笑)の軟投型サウスポー。昨年11勝している楽天投手の勝ち頭ですわな。事前予想通り鯉打線は3回まで無得点に抑え込まれますが、このイニングは藤井聖クンの制球が乱れて無死満塁、鯉が2点差を逆転する大チャンス。 打順的には7番矢野、8番菊池先輩というかなり弱い並び(苦笑)でございます。皆が心配した通り、まずは矢野クンが初球スライダーを見送って1ストライクの後、2球続けてクソボールのスライダーを振って三球三振(泣)。更に菊池先輩は3ボール1ストライクでアップアップの藤井聖クンの5球目を無理矢理スイングして浅いレフトフライに倒れランナーも動けず2アウト(泣)。 コレはいつもの点が入らんパターンじゃのと鯉党全員がガックリきたところで、1人だけ「よっしゃ!」と頷いていた男がいましたわな。無死満塁の大チャンスになったところで「二死満塁で9番森に回ってきたら代打で行くぞ」と声をかけられていた中村奨成。ベンチ奥でギラギラと眼を輝かせ準備をしながら、もしかしたら奨成クンはそれこそ「矢野と菊池の凡退」を祈っていたかもですな。2人とも凡打でええぞ、二死満塁のままでワシのところへ回ってこい!と(笑)。 ま、チームの勝利が最優先ですので流石にそれはないでしょうけれども(苦笑)、兎にも角にも二人がランナーを返せず鯉党の殆どが下を向いてネガティブな気持ちになったあの場面で、この男一人だけは「よっしゃ!」という極めてポジティブな強い気持ちで打席に向かっていましたよね。打席に立ってスッとバットを構えた姿になんだか得体の知れない「オーラ」を感じたのは小生だけではなかった筈です(笑)。藤井聖クンの初球のツーシームも吸い込まれるようにど真ん中に入って行きましたわな。 二死満塁で代打に立った場面でその初球。まさに「振ったもん勝ち」というか「振れたもん勝ち」の甘い初球でした。そしてためらいも躊躇もなく「ワシが打つんじゃ!」の思いのままで振り抜いた中村奨成のバットがこの球を捉えます。真っ芯で捉えた強烈な打球が低い弾道でレフト方向へ。白球はそのままグングン伸びて、背走するレフトのゴンザレスの頭上を超えてフェンス直撃! スタートを切った満塁3人の赤いヘルメットがダイヤモンドを駆け巡りガンガンとホームへ突っ込んできます。3塁ランナーのモンテロ、2塁ランナーの坂倉に次いで1塁ランナーの末包も3塁を蹴ってホームへ突っ込み華麗なスライディングで生還じゃ!満塁走者一掃の逆転スリーベースヒット!奨成も3塁ベースに到達すると渾身のガッツポーズをかます!真っ赤に揺れるスタジアムも大興奮状態(笑)。 ワシが中村奨成じゃ! いやぁ先日のファビアンの逆転満塁ホームランと同じくらい盛り上がりましたかね(笑)。見たか!これがホンマの広陵魂じゃ!宗山なんざに負けてたまるか!と彼が叫んでいたかどうかは知りません(フィクションです、笑)。色々とある奨成クンですが、彼が打つとやっぱり無条件に嬉しさが爆発しちゃいますし、マツダスタジアムの盛り上がり方ももの凄いですよね。これぞ「スター気質」でございますな。 もとい。 ということで鯉の交流戦最終カードは大型連勝中だった楽天の連勝をストップさせて鯉の連勝で終了。色々あった交流戦(エスコンの悲劇は小生も目撃者です、笑)も9勝9敗の五分。セリーグの勝敗表でも貯金1でDeNAと同率2位、首位の虎まで3.5差まで戻して終了。各方面から非難轟々されている新井カープですが、なんとか踏ん張っておりますぞ。少し休んで名古屋バンテリンドームからペナント再開です、頑張って参りましょう!とりあえず交流戦お疲れさまでした! ↓クリックお願いします。 にほんブログ村
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