
8月最終日のカープは試合のない月曜日。前夜のヤクルト戦を5―1で制して連敗を3で止め、9日ぶりに最下位を脱出した余韻が残る一方、ドラフト1位ルーキー・平川蓮の骨折という重い知らせも入りました。9月の反攻へ、明るい材料と厳しい現実の両方を受け止める一日です。
30日のヤクルト戦では、森翔平が6回1/3を4安打1失点にまとめ、7月3日以来となる今季2勝目。3回までにもらった5点の援護を守り、チームの3連敗を止めました。打線では1番・名原典彦が3安打1打点。初回に右前打で出塁して先制のホームを踏み、2回には適時打を放つなど、切り込み隊長として流れをつくりました。
救援陣ではターノックが7回の満塁機を無失点で切り抜け、自己最速の161キロを計測。大瀬良大地も5月4日以来の1軍昇格を果たしました。先発再調整の予定からブルペン事情を受けての緊急昇格ですが、ファームでは中継ぎ3試合を無失点、最速153キロまで球威を戻しています。
勝利だけでなく、名原の積極性、森の粘り、ターノックの出力、大瀬良の復調と、9月を戦うための選択肢が増えたのは収穫です。代走の辰見鴻之介も前夜に二盗、三盗を決め、足という明確な武器を示しました。8月は11勝13敗。苦しい月ではありましたが、最後を勝利で締めて5位へ浮上できたことは、次の一歩につながります。
平川は30日のファーム・ソフトバンク戦の試合前練習で左足首を負傷し、広島市内の病院で「左足関節外果骨折」と診断されました。6月の右手骨折から8月15日に実戦復帰したばかりで、今季中の復帰は厳しい見通しです。まずは治療と回復を最優先に、焦らず戻ってきてほしいところです。
また、残り29試合で3位DeNAとは4.5ゲーム差。ブルペンではハーン、島内、中崎、辻らを欠く状況が伝えられており、大瀬良を含む投手陣の運用には引き続き注意が必要です。
9月1日の中日戦は床田寛樹が先発予定です。前回8月18日の対戦では5回3失点で、サノーに初球を2本塁打されました。床田は同じミスを繰り返さないことをポイントに挙げています。直近2試合は5回降板が続くだけに、立ち上がりを丁寧に入り、できるだけ長い回を投げられるかが鍵。最下位を脱出した勢いを一過性にせず、9月初戦を反攻のスタートにしたいところです。
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