
9月8日のカープは、甲子園で予定されていた阪神戦が豪雨で中止となり、試合ではなく今後の連戦をどう乗り切るかが焦点になった一日でした。中止は今季11度目。ひと息つける面はあるものの、振替試合が後ろに加わるため、投手陣の負担管理は引き続き重要です。
先発予定だった床田寛樹は9日にスライド登板します。当初9日に先発予定だった鈴木健矢は、7連戦の間はリリーフへ。新井監督は、僅差の中盤で特定の投手に登板が偏っている現状を踏まえ、複数イニングにも対応できる鈴木の力を借りる方針を示しました。床田をカード内で起用しつつ、ブルペンの厚みも確保する現実的な再編です。
2023年育成ドラフト1位で、7月に支配下登録された杉田健も一軍に合流しました。ファームでは37試合に登板し、1勝2セーブ、防御率3.27。ただし今回は出場選手登録を見送り、帯同しながら緊急時に備える形です。岡本駿が右肩の張りで登録を外れているだけに、杉田がいつ出番をつかむか注目されます。
佐々木泰は残り23試合を「今年1年が変わる」期間と捉え、低く強い打球の再現性を高めようとしています。5日の巨人戦では逆転2ランを放ち、カブスの鈴木誠也から届いた励ましも刺激になっているとのこと。結果だけでなく、凡打と本塁打の違いを自分の動きとして分析できている点に成長が見えます。
栗林良吏は10日の阪神戦で先発する見通しです。前回3日の中日戦で47日ぶりの今季6勝目を挙げました。直近6度の先発では三回までに失点しており、本人も立ち上がりを課題として認識していますが、課題を明確にした上で修正を続けていることは前向きな材料です。
雨天中止で8連戦はいったん7連戦になったものの、振替を含めた過密日程そのものは解消されません。鈴木を救援へ回すことで中盤の負担分散は期待できますが、その後の先発枠をどう組み直すかは残ります。杉田も一軍初登板では役割や適応が未知数で、若手一人に過度な期待を背負わせず、先発が長い回を投げ、打線が早めに援護する展開が理想です。
まずは9日の床田がスライドの影響なく阪神打線を抑え、救援陣へ良い形でつなげられるか。鈴木がどの回、どの点差で起用されるかも見どころです。10日は栗林の序盤の入り、さらに佐々木が低く強い打球を継続できるかを追いたいところ。雨で流れた一日を、終盤戦の立て直しにつなげられるかが問われます。
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