
甲子園での阪神戦は2―7で敗れ、連勝は2でストップ。2位の可能性も消滅する厳しい一日になりました。先発・床田寛樹が序盤から相手打線につかまった一方、菊池涼介の節目の一打、若手投手の好救援、勝田成の復帰など、残り試合につながる材料もありました。
床田は初回、失策も絡んで3点を失うと、4回には2本塁打を浴び、4回9安打7失点で降板。今季5敗目となり、試合後は「申し訳ない」と振り返りました。打線は大盛穂が6号ソロを放ったものの、反撃は2点にとどまりました。4回には中村奨成が走塁死。新井貴浩監督は状況判断について「止まるのも勇気」と語り、攻撃面にも課題が残りました。
その中で、菊池が2年ぶり、キャリア13度目となるシーズン100安打に到達。長く二遊間を支えてきたベテランが、今季も一つの節目を積み上げました。また、15日に右側頭部へ死球を受けたドラフト3位・勝田は「8番・遊撃」で先発。詳細な回復状況を外部から断定はできませんが、フルメニューを消化し、試合に戻れたことはまず安心材料です。
ドラフト5位ルーキーの赤木晴哉は、地元大阪で甲子園デビュー。2回を無失点に抑え、「これからの自信に」と手応えを口にしました。劣勢の展開でも自分の投球を貫いた経験は、次の登板につながります。大盛の一発も、限られた出場機会で持ち味を示す価値ある打席でした。
佐々木泰は残り17試合でシーズン100安打まで15本。本人は「1試合1本」を意識しつつ、残り試合への出場意欲を示しています。記録だけを追う必要はありませんが、一年間戦う体力と試合中の修正力を高める時間にしてほしいところです。
床田は4年連続の規定投球回到達を目指す中で、今季最短、ワーストタイの7失点となりました。立ち上がりの失点後に流れを止められず、守備の乱れから始まったイニングを最少失点で切り抜けられなかった点は修正が必要です。走塁を含め、好機を確実に得点へ変える判断も改めて問われます。
18日も甲子園で阪神戦が続きます。3連戦には床田、森下暢仁、栗林良吏の主戦3投手を投入する方針が伝えられており、まずは次戦で投手陣が試合の主導権を取り戻せるかが焦点です。順位だけでなく、菊池の安定感と勝田、佐々木、赤木ら若い力をどう組み合わせ、来季につながる内容を積み上げるか。敗戦の課題を一つずつ整理したい終盤戦です。
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