
9月19日の阪神戦を5―1で制し、カープは連敗を2で止めました。先発・栗林良吏が粘り強く試合をつくり、佐藤啓介の一発と終盤の追加点で流れを引き寄せた一戦です。きょう20日はバンテリンドームで中日戦。前夜の勝ち方を次につなげられるかが焦点になります。
栗林は7回2/3を投げ、7安打1失点でチームトップに並ぶ7勝目。初回に同点とされた後は追加点を許さず、今季の阪神戦は5登板すべてで7回以上、自責点2以下のハイクオリティースタートとなりました。7回のピンチではフォークで空振り三振を奪い、8回無死一、二塁では佐々木泰の好守から併殺を完成。先発と守備がかみ合った場面でした。
打線では、1番で起用された佐藤啓が初回に村上のカーブを捉え、プロ初の初回先頭打者本塁打となる5号ソロ。19打席ぶりの安打を最高の形で記録すると、8回にも左前打で出塁し、坂倉将吾の2点打につなげました。佐藤啓が掲げる「1番として2度の出塁」という役割を、結果で示した試合でもあります。
栗林が前回登板の課題を修正し、低めのフォークを勝負球として機能させたことは大きな収穫です。苦しい場面でも最少失点で踏ん張り、味方の好守も引き出しました。佐藤啓も本塁打だけでなく複数安打を記録。長打と出塁の両面で、上位打線の可能性を示しています。8回に佐藤啓の出塁から坂倉の2点打までつながった攻撃は、終盤に試合を決め切れたという意味でも明るい材料です。
栗林は8回を投げ切れなかった点を自身の課題として挙げています。また、前夜は8安打で5得点を奪った一方、相手のミスも得点に絡みました。初回に追いつかれた立ち上がりを含め、主導権を渡しかねない場面はありました。好機での一本を継続できるか、きょうの中日戦でも打線の内容を見たいところです。
きょう20日は18時から中日戦で、森翔平が先陣を切る見通し。21日は右肩痛から離脱していた斉藤優汰が約1か月ぶりの復帰登板に臨む予定です。22日からの巨人4連戦は玉村昇悟、床田寛樹、森下暢仁の順で先発する見込みで、床田と森下は中5日。若手の復帰と主力投手の登板間隔を含め、残り試合をどう戦うかが注目されます。
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