
9月21日のカープは、バンテリンドームで中日に0―10と敗れ、3年連続のBクラスが確定した。借金は今季最多の21。厳しい結果を受け止めつつ、復帰した斉藤優汰の次につながる課題と、二軍から届いた若手の一発を整理したい。
中日戦は完封負け。 打線は中日・高橋宏斗を攻略できず、今季16度目の零封負けとなった。三回に勝田成が右前打、六回には代打・ファビアンが中前打で出塁したが、得点には結びつかなかった。投手陣も計10失点。残り12試合でクライマックスシリーズ進出の可能性が消えた。結果を曖昧にせず、残りの一戦一戦で何を積み上げるかが問われる。
斉藤優汰は復帰登板で5回5失点。 右肩関節周囲炎から約1カ月ぶりに一軍へ戻り、この日登録されて先発した。初回は連打と右翼・末包昇大の失策が絡んで2失点。5回で9安打を許し、5失点(自責4)で3敗目を喫した。本人は変化球でカウントを取れず、直球に頼った点を課題に挙げた。六回に登板した赤木晴哉も4失点し、投手陣にとって重い一日になった。
苦しい試合でも、斉藤がリハビリを経て一軍のマウンドに戻ったことは確かな前進だ。今回の投球で見えた制球と球種の課題を、次の登板までにどう修正するか。新井貴浩監督も、斉藤についてストライクを取るのに苦労していたと振り返った。
二軍のソフトバンク戦では、カープファンサイトの試合速報が林晃汰の逆転2ランと田村俊介の再逆転3ランを伝えた。一軍の敗戦とは別に、打席で存在感を示した若手の動きは追いかけたい。昇格や起用については、今後の正式な発表を待とう。
序盤の失点に守備のミスが重なり、打線も好機を広げられなかった。前日の中日戦では3本塁打で5点を奪ったが、今日は無得点。得点の形を継続できていない。斉藤だけに敗因を負わせず、守備、継投、打線を含めて修正したい。
新井監督はバンテリンドームでの今季最終戦を終え、ファンの声援への感謝と、残り試合で一つでも多く良い試合を見せたいという思いを語った。22日からの巨人戦では、先発陣の立て直しと、若手が得た出場機会をどう結果につなげるかに注目したい。順位が決まった今こそ、目の前の一球と一打席に意味を持たせる残り12試合にしてほしい。
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