
レギュラーシーズンを終えたカープは、来季へ向けてフロントと現場の両面で動き始めました。9日は元ヤクルト監督・GMの小川淳司氏を編成部門に迎える方針が伝えられ、新井貴浩監督も松田元オーナーに今季を報告。一方、宮崎では若手投手が結果を残し、再建への足元づくりが続いています。
最大の話題は、小川淳司氏の招聘です。ヤクルトで監督、スカウト、GMなどを務めた経験と人脈を生かし、関東を拠点に情報収集や交渉を担う見通し。球団OB以外を編成部門に迎える異例の一手で、来年1月からの始動が予定されています。
新井監督は球団事務所で今季を報告し、3年連続Bクラス、今季4位という結果を受け止めたうえで、来季はファンに喜んでもらい、自身も笑いたいとの思いを語りました。続投が決まっている5年目は、掲げた「生まれ変わる」を具体策につなげるシーズンになります。
ドラフトに向けたスカウト会議では、1位指名を公表しませんでした。直近4年は事前公表していましたが、今回は投手か野手かも含め、10月22日のドラフト直前まで他球団の動向を見ながら熟考する方針です。
みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦では、今秋から先発に本格挑戦する杉田健が5回4安打無失点。得点圏に走者を背負っても打たせて取り、先発としてのゲームメーク力を示しました。8日の日本ハム戦では18歳の西川篤夢が2安打1盗塁2得点。若い内野手が走攻守で積極性を見せたことも、来季への明るい材料です。
DeNA戦は打線が2安打に抑えられ、0―2で完封負け。前日の9点差逆転勝ちから一転し、初見の投手への対応力という課題が出ました。国内FA権を持つ床田寛樹、森下暢仁、坂倉将吾の去就も注目されますが、現時点では正式決定前です。報道や周囲の予測と球団・本人の発表は分けて見守る必要があります。
10日のフェニックス・リーグは四国アイランドリーグplus選抜戦。杉田に続く先発候補や、若手野手が継続して内容を残せるかが焦点です。同時に、新しい編成体制の役割、ドラフト1位候補の絞り込み、FA保有選手との交渉がどう進むか。オフの一つ一つの判断が、新生カープの輪郭をつくっていきます。
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