広島の小園海斗が、8月4日の巨人戦で終盤の同点打を放った。2―3で迎えた8回、先頭の秋山翔吾が右中間三塁打を放ち、代走・名原が三塁に入った無死三塁。小園は田中瑛の初球カットボールを強く振り抜き、一塁手を強襲する適時内野安打として3―3に追いついた。チームは延長12回、ファビアンの本塁打で4―3のサヨナラ勝ち。小園は2回にも右前打を記録し、3試合ぶりの複数安打となった。
最大のポイントは、難しい投手を相手に「一球で仕留める」と決め、その準備を結果につなげたことだ。秋山が長打と積極走塁で無死三塁を作った直後、犠飛でも得点できる場面で強い打球を放ち、確実に走者をかえした。派手なサヨナラ弾の前に、試合を振り出しへ戻した価値の高い一打だった。
小園が複数安打を記録し、勝負どころで主軸の役割を果たしたのは明るい材料だ。初球から迷わず振れる状態なら、打線全体の得点機会も広がる。ベテランの秋山が作り、小園が返す流れにも攻撃の厚みが見えた。
この記事が扱うのは一試合の限られた打席であり、これだけで本格的な好調入りとは断定できない。一塁強襲の内野安打という結果には守備側の要素もあり、今後も同じ形で安打になるとは限らない。
小園が初球への積極性とボールの見極めを両立し、継続して出塁・得点圏での打点につなげられるか。秋山ら上位打線との連動にも注目したい。
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