どんなに素晴らしい投手戦でも心底喜べるのは勝利チームだけ(泣)。(7/4 ジャイ12回戦0-1)

どんなに素晴らしい投手戦でも心底喜べるのは勝利チームだけ(泣)。(7/4 ジャイ12回戦0-1)

正真正銘の素晴らしい投手戦でした。そりゃジャイも鯉も強い打線ではありませんが、決して貧打戦なんかじゃございませんぞ。山﨑伊織(明石商→東海大26歳)の126球、そして森下暢仁(大分商→明治大27歳)の113球。惚れ惚れするような、清々しいまでの、まさに圧巻のエース対決でございましたわ。両者にあっぱれでございます。 山﨑クンのフォークとシュートとビタビタに決まるストレートはほぼ打てる球がなかったと思います。かたや我らが鯉のエース森下も今季イチの投球内容。球威もコマンドも抜群のストレートを軸にテンポ良くカウントを作り、絶妙の高さに配するチェンジアップとスローカーブでアウトを重ねていく。ずっと鯉党が見たかった、1年目の彼のような「これぞ森下」というピッチング。 そして、もう一人の主演男優(笑)は良くも悪くも名幸球審のサイドワークでしたかね。左打者のインコース、右打者のアウトコース、低目ゾーンに流れる変化球。いやぁかなり幅広くストライク判定して頂きましたわな(苦笑)。試合の中盤以降は、これはピッチャーと球審のコラボレーションですか、共同作業で盛り上げてんでしょうかみたいな場面を連発(笑)。ビシッと投げ込まれるコースギリギリの球を悉くストライク判定。打者が見切って見逃した外角低目の球にド派手なポーズを決めてストライクをコールする名幸さん(笑)。 途中からは、森下と山﨑の投じる素晴らしいボールに対する使命感に燃えてなのかそれとも単純に自己陶酔系だったのか分かりませんが、鬼気迫るような判定になってましたぜ、名幸さんよ(笑)。敷田球審の卍ポーズにも負けない気持ちいいくらいのド派手なストライクコール(笑)。打者には気の毒な判定も多々ありましたが、この試合に限っては許しましょう!それくらいに気持ちいい判定。この「投手戦」を作り上げた影の立役者のひとりは間違いなく彼でしたな(笑)。 まぁ試合的には皆様もご承知の通り、最後に森下がチカラ尽きて代打キャベッジに豪快なホームランを打たれ0対1で負けるのですが、両エースの対決としては双方にあっぱれ!というところでしょうかね。 8回表の1死2塁で森下に代打を送らなかった場面については、鯉党の中でも賛否ご意見があると思いますし、まぁ試合に勝つためには普通に考えれば代打を出す場面、というかむしろ指揮官としては私情に惑わされず「代打を出さなければならない場面」だったのは明白なのですが、アホな昭和野球オヤジの小生は「新井よ、絶対に森下に代打出すんじゃねぇぞ!」と思いながら見てました。よっしゃ(笑)。 試合の勝ち負けというか勝つためのセオリーは横に放り投げた上で申し上げますが(笑)、やはりマウンドの山﨑vs打席の森下の10球は名勝負だったと思います。追い込んで1ボール2ストライクから山﨑クンが投じた森下の胸元を抉るシュートボール145キロ。これに立ち向かう森下もまさにあの頃の明大クリンアップの肉食系スイングですが、内角攻めのシュートにバットをへし折られてのファール。おいおい凄い対決になってきたぞ。そこからフォークにもカットボールにも必死で喰らい付く森下の顔がどんどん上気して赤らんできます。 ジャイのバッテリーもこの試合の中で一番長い間合いを使い、何度もプレートを外し、時間をたっぷりかけて森下に対峙していきます。あれだけテンポ良く進んできた試合ですが、なんだかこの場面だけ「時間の進行が違う感じ」でしたわな。投手と打者の息が詰まるような駆け引き。まさにこれぞプロ野球の醍醐味。そんな風にこの対戦を見つめていた輩も多かったのでは。 山﨑クンの7球目はホームベース盤の真上を通して低目に落ちるフォークボール。これに森下のバットが止まります。いや「バットをきっちりと止めた」森下です。いやぁスバラシイ。鯉の野手陣がくるくる空振りしてきた「あの球」を打席できっちり見極める鯉のエース。 更に9球目は本日MAX最速の151キロストレート。山﨑クンが今日イチのチカラを指先に込めて思い切り投げ下ろした豪速球。これに森下がマン振りでスイングをかけるもファール。いやぁ美しいスイングでしたよ、気持ちは左中間突破のタイムリーでしたわ(笑)。痺れますわ、痺れまくりの対決ですわ。これぞプロ野球(2回目、笑)。 まぁ結局のところ森下クンは10球目を空振り三振し、続く中村奨成も惜しい打球のレフトライナーに倒れて得点は入らず。直後に被弾して0対1で負け。結果論的にもセオリー的にも「勝負師ならばあそこは躊躇なく森下に代打じゃろ」と批判されている方が多いのは分かりますしそれが正論なのですが、やはり野球バカ親父の小生は、この山﨑と森下の対決の場面を堪能できたことがとても嬉しかったですし、それだけ価値のある場面だったと思いますわ、どうもすんません。 まぁ「もしも」とか「たられば」を言えるのであれば、中村奨成クンの打席でしたかね。あの打球がちょっとでも逸れてレフトオーバーのタイムリーになってたらなぁ・・というのではありません。実はあの打球の直前の1球前のボール、3ボール1ストライクから山﨑クンが投じたシュートボールが真ん中の高め付近にスッと入ってきたんですよね。これに反応できずに見逃した奨成クン。いやぁ今のオヌシならばレフトスタンドに逆転2ランを運べた甘い球でしたわ(泣)。あの球をスイングしてヒーローになって欲しかった、というか森下のピッチングと執念のバッティングに応えてあげて欲しかったです。惜しかったですな(泣)。 ということで、この見事な「令和の投手戦」についてノーテンキにつらつらと書いてきましたが、まぁそれはそれとして、現実としてはかなり厳しい敗戦です。 長々と書いて参りましたが、つまるところ、言いたいことは何か?と問われれば、ブログの表題の通りでございます(泣)。 ↓クリックお願いします。 にほんブログ村

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