元広島監督の山本浩二氏がラジオ番組に出演し、現役時代に最も怒られたくないと感じた恩師として、広島でヘッドコーチを務めた関根潤三さんを挙げました。大声で叱るのではなく、練習を静かに見つめ、選手が力を抜いていないかを見抜く指導を回想。山本氏は、そのあり方を「優しい厳しさ」と捉え、技術だけでなく精神面を鍛えられたと感謝しました。
山本氏は法大から1968年ドラフト1位で広島入りし、18年間で通算2339安打、536本塁打を記録した球団史を代表する打者です。その成功の背景に、試合後も続いた素振りと、表面的な回数ではなく取り組む姿勢を見抜く指導者の存在がありました。松永怜一さんや根本陸夫さんらの名前も挙げつつ、特に関根さんの無言の観察が強い緊張感を生んだと語っています。
レジェンドの成績を才能だけでなく、日々の鍛錬や恩師との関係から見直せる内容です。怒鳴ることだけが厳しさではなく、選手自身に本気度を問い続ける指導が成長につながったという話は、現在の育成を考えるうえでも示唆があります。
これは山本氏個人の回想であり、当時の全選手が同じように指導を受け止めたとは限りません。また、過去に有効だった長時間の練習や緊張感を、そのまま現代の選手育成へ適用できるとは断定できません。体調管理や個人差への配慮も必要です。
カープの指導者が、量だけでなく練習の質や選手の主体性をどう引き出すか、歴代OBの経験を現代的な育成へどう生かすかが注目されます。
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