広島は8月4日の巨人戦で、初回に先発・栗林が3ランを浴びながら、2回以降を無失点でしのぎ、延長12回に4―3で逆転サヨナラ勝ちした。同点の12回2死、ファビアンがマルティネスの初球変化球をバックスクリーン左へ運び、来日2年目で初、本人にとっても野球人生初というサヨナラ本塁打を記録した。栗林の後を受けた7投手も失点を許さず、打線の反撃と決勝弾を呼び込んだ。
初回の3失点で試合を手放さず、先発が2回以降に立て直し、救援陣がゼロを並べた点が土台となった。新井監督が勝因に挙げたのも投手陣の粘りだった。攻撃ではファビアンが、実績ある守護神の初球を逃さず一振りで決めた。投手が時間を作り、打線が終盤に応えるという勝ち方である。
チームは2連勝とし、3位とのゲーム差を最大9.5から3まで縮めた。劣勢からでも終盤まで競り合えること、複数の救援投手が役割を果たしたことは、CS争いへ向けて心強い。次戦では開幕カード以来となる3連勝への11度目の挑戦となる。
借金を抱えた状況は変わらず、3ゲーム差は短期間で動き得る。最大ゲーム差からの接近も、広島自身の勝利だけでなく他球団の結果に左右されている。救援7人を使った反動にも注意が必要だ。
今季なかなか越えられていない3連勝の壁を突破できるか。栗林の立ち上がり改善、ファビアンの勝負強さの継続、救援陣の回復と起用法が次戦以降の鍵になる。
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