広島は9月15日のヤクルト戦に9―4で勝ち、9月初の連勝を2に伸ばしました。初回から打線がつながって序盤に6点を奪い、先発の鈴木健矢は5回4失点で2勝目。6―4と追い上げられた9回には辰見鴻之介が代走で二盗を決め、代走でのシーズン26盗塁というプロ野球新記録を樹立しました。その後に3点を加えて試合を決めています。
新井監督は序盤の攻撃を評価し、先制打を放った坂倉将吾について、練習中の会話後に反応が変わっていたと説明しました。鈴木については、先発と救援を行き来する疲労がある中でもストライク先行で崩れず、粘って5回まで耐えた点を評価。辰見は相手に徹底警戒されても走り切り、接戦の流れを広島へ戻しました。
打線、先発、機動力がそれぞれ役割を果たし、追い上げられた後に突き放せたことが収穫です。特に辰見は新井監督が「ベンチでなくてはならない存在」と表現するほど、終盤の勝敗を左右する武器になっています。坂倉の先制打や中村奨成の長打も含め、複数の選手が得点に関わった点は残り試合への明るい材料です。
序盤に6点を得ながら2点差まで詰め寄られたため、試合運びが完全に安定していたわけではありません。鈴木の4失点や中盤以降の追加点不足は改善余地です。監督の評価は1試合を踏まえたもので、各選手の復調や安定を保証するものではありません。
先制後も中押し点を奪えるか、先発と救援を兼ねる鈴木の疲労を適切に管理できるかが焦点です。辰見の記録更新とともに、その足を得点へ変える後続打者の働きにも注目です。
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