広島の佐藤啓介が阪神戦でプロ3年目初の初回先頭打者本塁打を放ちました。今季4度目の1番起用で迎えた初回、カウント1―1から村上頌樹の107キロのカーブを強く振り抜き、打球はバックスクリーン右へ。本人は思い切って振れたと振り返り、試合開始直後に先制点をもたらしました。
8月25日のDeNA戦でプロ初本塁打を記録した後、9月だけで4本目となる一発です。速球ではなく速度を落としたカーブを待って中堅方向へ運んだ点から、単純な力だけでなく球種への対応が結果につながったことが読み取れます。
育成入団から支配下を勝ち取り、1番として長打を生み出す若手の台頭は、得点力に悩むチームにとって前向きな材料です。月間で本塁打を重ねていることから、打球を上げる感覚や一軍投手への対応が少しずつ形になっている可能性があります。
9月の好調が長期的に続くかは、今後の打席を見なければ分かりません。本塁打数だけでは打率、出塁率、三振、守備を含む総合的な貢献は判断できず、1番起用が固定されるとも限りません。相手が対策を強めた後の対応が試金石です。
追い込まれてからの打撃や左投手への対応、長打を警戒してボール球が増えた際の見極めに注目です。本人が述べた通り、個人成績だけでなく、出塁や得点でチームの勝利へどれだけ結び付けられるかが重要になります。
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