広島は9月11日のDeNA戦に1―6で逆転負けしました。先発の森下暢仁は最速151キロの直球と変化球を制球良く使い、7回107球、4安打無失点。二塁を踏ませない投球に加え、6回2死一、二塁では自ら中前へ先制適時打を放ちました。しかし8回からの救援陣が崩れ、森下の7勝目は消滅。チームは3位DeNAと7.5ゲーム差となり最下位へ転落しました。
森下は投打の両面で勝利に必要な役割をほぼ果たしました。直球でストライクを先行させ、多彩な球種と緩急で打者を抑えた点は復調材料です。新井監督は、7回が中軸からの厳しい打順で107球に達していたため、8回続投は考えなかったと説明しています。
結果は敗戦でも、エース格の森下が本来の安定感を示したことは残り試合と次季につながります。投手が自ら先制点まで生んだ集中力も、チーム全体の基準になります。登板を重ねる中で長いイニングを無失点に抑えた事実は明確な収穫です。
続投なら勝てたと断定することはできません。球数、打順、疲労、今後の日程を含む判断であり、救援起用も登板前の状態を外部から完全には把握できません。一方で、1得点に終わった打線と8回以降の失点は、森下一人の好投だけでは勝ち切れない課題を示します。
森下が次回もストライク先行の投球を続けられるか、救援陣が役割を立て直せるかが焦点です。残り21試合ではCSの数字だけでなく、接戦を勝ち切る攻守の再現性が問われます。
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