9月5日の巨人戦で、広島の佐々木泰が1点を追う8回1死一塁から中川の初球直球を捉え、左中間席へ一時逆転となる5号2ランを放ちました。8月14日以来19試合ぶりの本塁打で、連続安打も3試合に伸ばしました。しかしチームは9回に追いつかれ、延長11回に5点を失って5-10で敗れました。
相手がストライクを取りに来ると読んで初球に集中し、重要な場面で迷わず振り切った点が光ります。一方、初回1死満塁では三ゴロ併殺に倒れ、本人も納得できる打撃ではなかったと振り返りました。終盤の一発だけでなく、序盤の得点機をどう生かすかまで自分の課題として受け止めている姿勢が伝わります。
新人ながら接戦の終盤に試合をひっくり返す長打を放てたことは大きな材料です。打球の強さと勝負所での積極性は、今後の中軸候補として期待を持たせます。結果に満足せず反省点を口にしたことも、継続的な成長につながり得ます。
本塁打は鮮烈でしたが、まだシーズン5本で、安定した主力と評価するには打席数を重ねる必要があります。初回の併殺は相手の好守もあり、結果だけで打撃内容を断定できません。また一人の本塁打だけでチームの終盤の失点を補うことはできず、敗戦の責任を若手打者へ集中させるべきではありません。
初球の直球だけでなく変化球や厳しい配球にも対応し、得点圏で最低限の結果と長打を両立できるかが焦点です。残り試合で継続起用される中、三塁守備を含めて一軍の中心へ近づけるか注目されます。
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