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きっと矢野クンは菊池師匠に続けてホームランを打ちたかったのです。(8/31燕17回戦7-0)

きっと矢野クンは菊池師匠に続けてホームランを打ちたかったのです。(8/31燕17回戦7-0)

師匠の菊池先輩が完璧なホームランをレフトスタンドに叩き込み、歓喜のスタジアムの中、颯爽とダイヤモンド一周して戻ってきたのを眼の前で「目撃」していた矢野クンですからね。あの打席、矢野クンも絶対に「ホームランを狙っていた」のだと思いますよ(笑)。 いつものようにグリップをひと握り、いやふた握りくらい余してバットを短くもった矢野クンが打席で構えます。4回には小園・末包の連続ツーベースで先制した後に貴重な2点目のタイムリーを放ち、1塁ベースでド派手なガッツポーズをかました矢野クン。嬉しかったでしょうね。 ナゴドでやらかした屈辱のエラーのその夜、菊池師匠が「叱咤激励のメシ」に連れ出して矢野クンを慰めた記事も紹介されてました(まぁ菊池先輩だって甲子園でマエケンの前で1試合3失策した経験もありますしね)。これまでの矢野クンのチームへの貢献は誰もが認めるところでありあの失策だけで彼を責める者は誰もいないのですが、それでも本人的にはどん底に落ちた気分の中で虎視眈々とリベンジを狙っていたと思います。そして菊池師匠の気持ちにも応えたい思い。 地元マツダスタジアムに戻っての燕戦でしたが、何度も飛んでくるショートゴロを丁寧に、ホントに丁寧に捌いていく矢野クンの姿が象徴的でした。腰を落とし重心を低くしてグラブを下から上に。捕球後もちゃんと1塁へ向けてステップを踏み、指先まで神経を通わせたフォロースルーで正確に1塁へ送球する姿は、まさに高校生が基本を学んでいく守備練習のよう。そして打撃ではタイムリーを放って1塁で渾身のガッツポーズ。彼の苦悩が分かるような一連の所作でしたな。 そして7回の「あの打席」です。 なんだか小生は勝手に「彼のオーラ」を感じておりました。菊池先輩の完璧な美しいホームランにまだザワついたままの球場内で静かに打席に入った矢野クン。静かにボールを見極めて3ボール1ストライクからの5球目でした。短く構えたバットを高く掲げてピッチャーの高橋クンを睨んだ矢野クンの目がこう言ってましたよ。 絶対にこの打席でホームランを打つ。菊池師匠に続いてホームランを打つ。 高橋クンのストレート145キロが真ん中に入ってきます。きた!とばかりに矢野クンがスイングをかけ、この球を真っ芯で捉えます。そして。 思い切りバットで引っ張り込みながらそのまま「グッと押し込み」ましたよ。 完全に狙ってました!のスイングでした(笑)。 打球は高く舞い上がり、ライトスタンドに飛んで行きます。マツダスタジアムの上空は強い風がライトに向けて吹いてます。その風に乗って伸びていく打球にスタンドの観客の赤色が一斉に立ち上がります。漆黒の闇の中に白球が美しく弧を描き、両腕を突き上げたままの姿勢で皆が見つめる打球の行方。落ちてくる白球がそのまま黄色のライトポールに激突じゃ!おっしゃ!ホームランじゃ!スタンドの赤色が一斉にドッと揺れると、また拳を突き上げた歓喜の鯉党達(泣)。 喜びを爆発させる矢野クンがベンチに戻って手洗い祝福を受ける先に待ち構えている菊池師匠の姿。そりゃ泣いてまうやろ(笑)。新井校長先生も藤井教頭も嬉しそうでしたな。もしかしたら我々ファンは、勝利することも勿論この上なく嬉しいのですが、こういう物語やストーリーに酔いしれる喜びを追いかけながら、日々の試合を見つめ続けているのかもしれませんな。そんな、今年のカープの強さを噛み締める瞬間でございました。お久しぶりの、例の縁起物の「あの写真」を貼っておきましょう!あっぱれ菊池&矢野の「鉄壁仕事忍」です。  大瀬良先輩は7回を僅か1安打無失点の圧巻のピッチング(とはいっても2回まで50球を費やし、捉えられたいい打球も多く、ちょいと危なかしかったのですが、終わってみれば圧巻のピッチング)、その後は大量点をバックに8回は森浦・塹江があっさり、9回は松本竜が村神様をストレートで空振り三振斬りでゲームセット。打撃面では前述の菊池矢野のアベックホームランに、ちょいと心配気味だった小園クンにもいい打球が出ての大量点。言うことなしの快勝です。 もとい。 プロスポーツのリーグ戦をひたすらに応援するということ。どうしようもない失敗を見せつけられ選手や監督に激怒もすれば落胆もする。もうこんなチームの試合なんか見るもんか、こいつの顔なんか見たくねぇ、我々ファン達がそんな勝手な思いをぶつけても、それでも連綿と続いていく職業としてのスポーツ試合。見る者たちの生活と混ざり合い、少し離れてはまた寄り添っていく。祖父の世代、親父の世代、そして子の世代、孫の世代。ずっと寄り添い続ける、そんな職業としてのプロスポーツ。 そんなプロスポーツのチームが多く存在する広島です。もう「感謝」という言葉しか思いつきません。そしてサンフレッチェと共にカープも首位奪還。今年はバスケでも全国制覇を成し遂げている広島のプロスポーツ界。これまで鯉の三連覇の時期とサンフレの三度に亘る優勝の時期はいずれもズレてましたからね、今年の秋は悲願のカープ・サンフレの同時優勝、更にはドラゴンフライズと共に史上初の三冠達成!という夢のような出来事が起こるのかもしれませんぞ。実りの秋に向けて頑張って参りましょう。 ↓クリックお願いします。 にほんブログ村

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