広島の辰見鴻之介が9月1日の中日戦で今季25個目の盗塁を決めました。5点リードの九回に代走で出場し、相手投手と捕手の動きを見て二塁へスタート。これで代走としての盗塁は24個となり、1979年に近鉄の藤瀬史朗が記録した代走でのシーズン最多25盗塁まであと1個に迫りました。辰見は昨年の現役ドラフトで広島に加入しています。
代走は打席で挽回する機会がなく、一度のスタート判断が試合での評価に直結する役割です。辰見は「勝負になる」と判断できるタイミングを見極めており、単純な走力だけでなく観察と準備で盗塁を積み重ねています。限られた出場機会で明確な武器を示し、新天地で役割を確立した点に価値があります。
終盤に辰見が控えていることは、相手バッテリーや守備に継続的な圧力を与えます。記録到達への期待に加え、短期間でチームの勝負手になったこと自体が明るい材料です。走塁という専門性で一軍の居場所をつかむ姿は、チーム内の競争にも良い刺激になります。
記録まではあと1個ですが、盗塁機会が必ず訪れるとは限らず、成功も保証されません。5点差での盗塁については戦術や慣例の観点から受け止めが分かれる可能性があります。一方で、記事では本人が勝負可能なタイミングを判断したと説明しています。
まずは代走での最多記録に並べるかが注目されます。その先は、重要な接戦でも高い成功率を維持できるか、走塁以外の守備や打撃でも出場機会を広げられるかが次の焦点です。
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