広島は巨人に1―2で逆転負けし、借金は今季ワーストタイの21となりました。初回、中村奨成の2号先頭打者本塁打で先制。床田寛樹も序盤から無失点で進めましたが、5回に四球と内野安打、犠打で1死二、三塁となり、三ゴロからの本塁送球を捕手・持丸泰輝が後逸。走者2人が生還し、その2点が決勝点になりました。
床田は6回4安打2失点、自責点0で93球を投げ、失策後の6回も三者凡退に抑えました。結果は6敗目でも、先発として試合をつくる内容でした。打線は中村奨の一発後、3回1死一、二塁や4回無死一、二塁などを得点へ結び付けられませんでした。守備のミスが目立つ試合ですが、追加点を奪えなかった攻撃も勝敗を分けています。
床田が不運な失点後も崩れず6回を投げ切った点、中村奨が一番起用に本塁打で応えた点は収穫です。佐々木泰も本塁でアウトを狙う積極的な判断を見せました。投打の核となり得る個々の内容はあり、つながりを整えれば接戦を勝ちへ変えられる余地があります。
持丸の失策がなければ失点を防げた可能性は高いものの、その後の試合展開まで確定するわけではありません。床田が無失点で終えた、あるいは広島が勝ったとまでは断定できません。また、借金21という数字は現状の厳しさを示しますが、一試合の内容だけで来季の戦力評価を決めることもできません。
好機で進塁打や適時打を出せるか、捕手と内野手がクロスプレーの準備を共有できるかが重要です。中村奨の長打と床田の安定感を単発の好材料にせず、援護と守備で勝利につなげられるかが注目されます。
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