ショックは大きかった。広島などで活躍し、NPB初の背番号0をつけた選手でもある長嶋清幸氏がむなしい思い出として語るのが1987年シーズン中の出来事だ。プロ8年目のこの年は開幕から好調をキープ。7月1日終了時点で打率.304、12本塁打の成績を残しており、広島・阿南準郎監督からは監督推薦でのオールスター初出場を告げられていた。ところが、それが土壇場でひっくり返されたのだ。