広島は8月30日のヤクルト戦に5対1で勝ち、3連敗と最下位を脱しました。5月9日以来となる「5番・二塁」で起用された菊池涼介選手が、初回に右翼線への適時二塁打。チームにとって26イニングぶりの適時打となり、初回3点、3回までに5点を奪う攻撃の流れを作りました。8月は11勝13敗で終え、残り29試合で3位DeNAを4.5ゲーム差で追います。
菊池は相手投手がプレートを踏む位置の変化まで考慮し、併殺を避けて右方向へ運ぶ意識で打席に入りました。2番では走者を進め、5番では走者をかえすという役割の違いに対応した経験値が表れています。新井監督が実績と経験を評価して中軸を任せた起用も当たりました。
若手だけに負担を集中させず、ベテランが勝負どころで役割を果たしたことは9月への好材料です。初回の犠飛だけで終わらず、適時打や進塁打で追加点を重ねた攻撃には再現したい形があります。
菊池自身が「今日はたまたま良かった」と慎重に振り返るように、1試合で打線の課題が解消したわけではありません。8月は負け越しており、4.5ゲーム差を縮めるには連勝が必要です。
5番起用が続くのか、相手投手に応じた打順変更が得点につながるかが焦点です。残り29試合で序盤から複数得点を奪う試合を増やせるかが、CS争いへの踏ん張りを左右します。
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