広島は東京ドームで巨人に3-2で競り勝ち、連敗を2でストップ。同一カード3連敗を免れ、8月のビジターゲームで待望の初勝利をつかみました。苦しい流れを一日で全部変えたとは言えませんが、ベテランの勝負強さと投手陣の粘りがかみ合った、次につながる一勝です。
主役は5番に入った秋山翔吾。六回にチーム40イニングぶりとなる適時打を放ち、八回には勝ち越しの犠飛を記録しました。2安打2打点で起用に応え、新井監督も「ベテランらしい、いい仕事」と評価。打線はファビアン、坂倉将吾、持丸泰輝も複数安打を記録し、計10安打で3点を奪いました。
先発の森翔平は五回1失点と試合をつくりました。救援では遠藤淳志が4勝目。8月は無失点を続けながら月間3勝目を挙げており、接戦で流れを渡さない存在感が増しています。最後まで一点差を守り切れたことも、今日の大きな収穫でした。
秋山の一打はもちろん、前日まで続いた敵地での無得点を止めたあと、勝ち切るところまで進めたのは重要です。一軍では佐々木泰が2安打を放ち、8月の打率を.349としました。本人は走者を置いた場面での打撃を課題に挙げており、好調の中でも次を見据えています。
若手・二軍組にも明るい材料があります。前日のオリックス戦では小園海斗が登録抹消後初の公式戦で満塁本塁打。平川蓮の先頭打者本塁打、齊藤汰直の3回無失点などが重なり、9-1で大勝しました。復帰や昇格は一試合だけで判断できませんが、競争を活性化させる結果です。
10安打で3得点にとどまり、勝利は薄氷でした。八回の犠飛では一塁走者のファビアンもタッチアップし、判定次第では得点が消える可能性がある走塁に。本人も試合後に「あまり良くないプレー」と振り返っており、積極性と状況判断の両立が課題です。長く続いた適時打不足が一試合で解消したと考えず、得点の再現性を高めたいところです。
秋山を中心とした打順が継続して機能するか、佐々木ら好調な打者をどう生かすかが焦点です。遠藤を含む救援陣の安定、小園ら二軍組の継続的な内容にも注目。今日の一勝を単発で終わらせず、敵地でも先に得点して主導権を握る試合を増やせるかを見守りたいです。
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