広島は29日、球団事務所でスカウト会議を開き、ドラフト指名候補を131人から97人へ絞りました。今回は高校生の上位候補19人(投手12人、野手7人)の映像を確認。今夏の甲子園で156キロを計測した横浜高の織田翔希投手について、田村恵スカウト部長が変化球の向上も含めて高く評価しました。
織田は高校生の枠にとどまらず、大学・社会人を含めてもトップクラスとの評価を受けています。一方で、球団の補強戦略はこれからとされ、現時点で1位指名や獲得方針が決まったわけではありません。会議では大分商の152キロ右腕・平田玲翔、高岡第一の156キロ左腕・前田侑大らも候補として名前が挙がりました。次回会議は9月下旬で、大学・社会人候補を絞り込む予定です。
早い段階から多くの候補を比較し、球速だけでなく変化球の成長まで追っていることは、継続的な調査の表れです。即戦力と将来性、右腕と左腕、投手と野手をどう組み合わせるかを検討できる候補層があります。織田のような高い天井を持つ選手を評価しつつ、複数候補を残している点も健全です。
スカウトの高評価と実際の指名順位は別です。今後の公式戦、身体状態、進学・プロ志望の意思、他球団の評価、広島の最終的な補強優先度で状況は変わります。高校時点の球速や大会での印象だけから、プロでの活躍を確実視することもできません。
9月下旬の会議で大学・社会人を含む全体像がどう整理されるかが焦点です。球団が先発投手、救援、野手のどこを最優先するのか、織田の変化球や制球、登板後のコンディションをどう評価し続けるのか。秋の動向とプロ志望届にも注目です。
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