右股関節痛で離脱していた広島のフレディ・ターノックが、DeNA戦の同点の六回に約2カ月ぶりとなる1軍復帰登板。牧、筒香、エンカーナシオンの中軸をわずか8球で三者凡退に抑え、来日初ホールドを記録した。最速は158キロに達し、筒香からは直球で空振り三振を奪った。
ターノックはストライク先行とコースへの制球を手応えとして挙げた。球速だけでなく、復帰初戦で無駄球を抑えられたことが好内容につながった。新井監督も復帰を歓迎し、救援陣の疲労を分散できるとの期待を示している。先発ではなく短い回に力を集中させる起用で、強い直球がより生きた形だ。
順位争いが迫る時期に、勝ちパターン候補が一人戻った意味は大きい。主軸相手の三者凡退は、接戦の中盤から終盤を任せられる可能性を感じさせる。既存の高、遠藤、岡本、森浦らと組み合わせられれば、特定投手への連投集中を避ける選択肢も増える。
今回は8球、1イニングだけの結果であり、故障明けの状態が連投や長いシーズン終盤でも維持できるかはまだ分からない。158キロという数字は魅力だが、球速だけで勝ちパターン定着が保証されるわけではない。登板間隔や患部の反応も慎重に見る必要がある。
次の登板でもストライク先行を続けられるか、走者を背負った場面や連投時に同じ球威を出せるかが焦点になる。首脳陣が六、七回を中心にどう役割を定め、他の救援投手の休養へ結び付けるかにも注目したい。
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