広島の床田寛樹は8月25日のDeNA戦に先発し、5回6失点。今季ワーストの失点数だったが、0―6の5回に打線が一挙8点を奪って逆転し、7月12日以来、44日ぶりとなる今季5勝目を得た。3回を除いて毎回先頭打者の出塁を許し、本人も四球や先頭打者を出した点を反省。「打線に助けてもらった」という趣旨で野手への感謝を示した。左肩関節周囲炎から復帰して2試合目の登板でもあった。
勝利投手という結果と、投球内容は分けて見る必要がある。先頭打者を頻繁に出したことで守備側に負荷がかかり、DeNA打線に主導権を渡した。一方、故障明けの登板を5回まで投げた点は、今後の状態を測る途中経過といえる。
苦しい登板でもチームが黒星を消し、救援陣までつないで勝てたことは大きい。床田にとっては結果として白星がつき、次回へ気持ちを切り替えるきっかけになり得る。打線と投手陣が互いに支える形も示された。
44日ぶりの勝利だけで復調とみなすのは早い。左肩の状態、球威や制球の回復度は記事だけでは断定できず、先頭出塁と早い回の失点が続くなら、起用や調整方法も検討材料になる。
次回登板では初回からストライク先行で入れるか、四球を減らせるか、球数と球速が安定するかを確認したい。本来のテンポを取り戻し、今度は床田が野手と救援陣を助ける投球を見せられるかが焦点だ。
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