1996年のオールスターゲームは東京ドームでの第2戦(7月21日)で、全パ・仰木彬監督が打者・松井秀喜外野手の時にイチロー外野手をリリーフ投手としてマウンドに送り、これに憤慨した全セ・野村克也監督が松井に代打・高津臣吾投手を起用したシーンが有名だ(結果はショートゴロ)。その是非が大いに話題になったが、出場メンバーだった元広島投手で野球評論家の佐々岡真司氏にとって思い出深いのは、それとは別の試合だった。