広島のフレディ・ターノック投手が8月30日のヤクルト戦で7回途中から登板し、自己最速を1キロ更新する161キロを計測しました。4点リードの1死一塁から連打で2死満塁となりましたが、宮本丈を最後は133キロのナックルカーブで遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けました。6月末の救援転向直後に右股関節を痛めて離脱し、8月25日に復帰してから2試合目でした。
先発時は150キロ台前半が中心だった直球が、短いイニングへの配置転換で大きく伸びています。160キロ台を続けてファウルにされた後、速度差のある変化球で仕留めた点から、速さだけでなく組み立ての幅も示しました。一方で、登板直後に連打を許したため、内容は完全ではありません。
故障明け間もない時期に自己最速が出たことは、身体状態と出力の面で明るい材料です。大瀬良の復帰も重なり、過密日程を前にブルペンの選択肢が増えました。
球速が高くても、甘いコースなら打者は対応します。右股関節の故障から戻ったばかりで、連投時の状態や制球の安定性はまだ不明です。無失点という結果だけで万全とは判断できません。
登板直後からストライクを先行できるか、160キロ前後の直球とナックルカーブをどう配分するかに注目です。接戦での起用が増えた時に、出力と再現性を両立できるかが重要になります。
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