則本獲得に伴う人的補償がどうなるか注視していましたが、予想以上に早く決着しました。 楽天が指名したのは、巨人の田中千晴投手。 正直な感想としては、「かなり無難な、手堅いところを突いてきたな」という印象です。 田中といえばルーキーイヤー(2023年)に30試合に登板したインパクトが強いですが、昨年の一軍登板はゼロ。一見すると停滞しているようにも見えますが、二軍では36試合に登板し、防御率1.51と抜群の安定感を誇っていました。決して力が落ちたわけではないでしょう。今の楽天は先発の枚数はそれなりに揃っていますが、リリーフ陣の厚みには不安があります。ベテランとはいえ、55試合を投げた則本の穴は大きく、昨年フル回転した加治屋蓮投手も若くはありません。そこへ150キロ超の直球を持つ若手が入るのは、補強ポイントに合致しています。 何より、今回の移籍で一番発奮するのは、同じリリーフ右腕の江原雅裕投手でしょう。 江原は社会人卒1年目で昨年30試合に登板しましたが、実は國學院大で田中千晴と同級生でした。プロの世界で再びチームメイトとして競い合うことになります。 ちなみに江原は天理高出身ですが、彼が1年生の時の3年生エースは、森浦大輔投手でした。 キャンプインまであと1週間というタイミング。早期決着は本人たちにとっても良かったはずです。 こうして人的補償でドラマが生まれるのを見ると、つくづく九里亜蓮の時に人的補償を放棄した球団の判断が理解できません。 「より良い外国人(補強)のための枠を空ける」と抜かしておきながら、結局何もせず。シーズン中に補強しなかったこと、一生根に持ちますよ。
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