9月20日の中日戦は、両軍合わせて7本塁打が飛び交う展開となりました。カープ打線は末包昇大、佐々木泰、モンテロの3本塁打で追い上げましたが、投手陣が4被弾を喫して5―8で敗戦。打線に明るい材料が出た一方、先発・森翔平の立て直しと一発への対策が課題として残った一日です。
先発の森は4回7安打5失点で今季6敗目。2回に石川昂弥のソロ、3回に細川成也の逆転3ラン、4回に花田旭のソロを浴び、3イニング連続で本塁打を許しました。5回には2番手の鈴木健矢も細川にソロを浴び、チームとしては今季ワーストの1試合4被弾。新井監督は、森について全ての球種が真ん中付近に集まっていたと振り返っています。敗戦で借金は今季ワーストタイの20となりました。
打線は一発攻勢で粘りました。2回、18日に今季初昇格した末包が大野雄大の初球を捉え、今季初安打となる1号先制ソロ。6回には佐々木が6号ソロ、7回には代打モンテロが13号2ランを放ちました。佐藤啓介も2安打を記録し、中村奨成にも打点がつくなど、5得点を奪っています。
最大の収穫は、末包に待望の一発が出たことです。右中間への本塁打で持ち味の長打力を示しました。ただし本人は試合後、打てたことだけで満足できる状況ではないという趣旨で反省も口にしています。新井監督も積極的な仕掛けを評価しつつ、1打席ずつ必死に取り組むことを求めました。
佐々木とモンテロにも本塁打が出たことで、中軸候補の長打がそろった点は前向きに捉えられます。特にモンテロは代打で結果を残し、状態が少しずつ上向いているとの監督談話もありました。菊池涼介は通算350二塁打まであと1本。達成すれば史上50人目となる節目も近づいています。
打線が3本塁打を放ちながら勝ち切れなかった最大の要因は、投手陣の長打被害です。森は2試合続けて5回を投げ切れず、先制点をもらった直後に失点する流れを繰り返しました。本人も野手に申し訳ないと振り返っています。残り試合で若手や来季につながる材料を積み上げるためにも、ストライクゾーン内での球の集まり方と、失点後の切り替えを修正したいところです。
21日もバンテリンドームで中日戦が予定されています。20日に出た末包、佐々木、モンテロの長打を単発で終わらせず、出塁と得点につなげられるかが見どころです。菊池の350二塁打到達にも注目が集まります。チーム状況は厳しいものの、目の前の一戦で投打のかみ合わせを取り戻し、若手と中堅がそれぞれ来季へつながる内容を示したいところです。
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