
広島はマツダスタジアムで巨人に1―2で逆転負け。中村奨成の先頭打者本塁打で始まった一戦は、床田寛樹の力投や若手の複数安打という収穫がありながら、守備のミスと好機でのあと一本が響きました。結果は悔しいものですが、良かった内容と修正すべき点がはっきりした一日でもあります。
初回、中村奨成が巨人先発・竹丸の初球を捉え、左翼席へ今季2号となる先頭打者本塁打。中村奨は2安打、勝田成も複数安打を記録しました。しかし、打線は4回無死一、二塁や6回2死満塁などの好機を生かせず、得点は初回の1点だけでした。
先発の床田は中5日で6回93球、2失点ながら自責点は0。1点リードの5回、1死二、三塁から佐々木泰が三ゴロを本塁へ送球しましたが、持丸泰輝が捕球できず、ボールが転がる間に2人が生還しました。持丸は直前の攻撃で犠打にも失敗。試合後は「捕らないといけない」と自身の準備を含めて反省し、新井監督も基本プレーの徹底を求めました。救援したターノックは2回無失点で試合をつなぎました。
また、高太一が登録を抹消され、清水叶人が今季初めて一軍へ昇格しました。高は前日の練習後に首の状態が悪化し、回復が十分でないと説明されています。復帰時期は示されておらず、まずは状態の回復が優先されます。
中村奨の一発は、難しい内角高めの速球を仕留めたもの。新井監督も速い球への対応力が上がっている点を評価しました。床田も短い登板間隔の中で自責0と先発の役割を果たし、ターノックを含めた投手陣は勝負できる点差を保ちました。中村奨と勝田の複数安打、捕手の清水に一軍で経験を積む機会が巡ってきたことも、残り試合と来季につながる材料です。
敗因を持丸一人に背負わせるべきではありません。守備の失敗が決勝点に直結した一方で、打線も複数の好機で追加点を奪えませんでした。投手が作った流れを、守備の確実性と得点効率で勝利へ結びつけることがチーム全体の課題です。高の首、前日に自打球を受けた石原貴規の状態についても、球団からの続報を待ちたいところです。
24日も18時からマツダスタジアムで巨人戦です。持丸が基本動作をどう修正するか、中村奨と勝田が好調を継続できるか、清水に出場機会があるかに注目。床田ら投手の好投を勝利へ変えるためにも、好機での一本と、互いのミスを補う守備を期待したい一戦です。
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