
9月30日のカープは試合のない移動日。前夜の巨人戦は1―3で敗れ、連勝は4で止まりましたが、ヤクルトが阪神に敗れたため順位は4位へ浮上しました。結果だけでなく、来季にもつながる若い力のアピールと、次戦へ向けた床田寛樹の決意が見えた一日です。
29日の巨人戦は、戸郷翔征の前に打線が沈黙。九回2死、中村奨成が3号ソロを放って完封負けを阻止したものの、1―3で敗れました。巨人戦は今季16敗目となり、連勝も4でストップ。それでも中村奨は真っすぐを待つ読みを結果につなげ、新井監督も「良い本塁打だった」と評価しています。
投手陣では佐藤柳之介が今季初登板。1回を無安打1奪三振、無失点で三者凡退に抑えました。11球のうち10球が直球で、最速147キロ。本人は良い緊張感で投げられたと振り返り、新井監督も真っすぐを評価しました。
中村奨の一発は、劣勢でも最後まで得点を取りにいく姿勢を示すものでした。最近は1番での起用が続く中、9月の最終打席を本塁打で締めたことは次戦への弾みになります。佐藤柳も強気に直球を投げ込み、短い登板ながら一軍で通用する持ち味を示しました。さらに試合のなかった30日は、他球場の結果によって4位に浮上。残り試合へ向け、順位面でも一歩前進しています。
前夜は戸郷の力強い直球を早い段階で捉えられず、九回2死まで無得点でした。若手野手については、外角球に対して体が開き、手だけで追う打席が目立つとの指摘もあります。単発の結果に一喜一憂するより、相手投手の球威に押されない形を残り試合で作れるかが大切です。巨人戦で今季16敗を喫した事実も、来季へ向けて受け止める必要があります。
10月1日の中日戦は床田寛樹が先発予定です。規定投球回まで残り8回2/3で、一度の登板で到達するには完投が必要な状況。床田自身も到達へ意欲を示しており、チームの勝利と個人目標をどう両立するかが見どころです。中村奨の勢いを打線全体へ広げ、佐藤柳のような若い力も生かしながら、4位浮上を次の白星につなげたいところです。
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