
今季最終戦は甲子園で阪神に1―2。延長11回の末にサヨナラ負けとなり、61勝78敗4分け、4位でシーズンを終えました。勝利で締めることはできませんでしたが、玉村昇悟の粘投、佐々木泰の成長、3選手の侍ジャパン選出など、来季とその先につながる材料も見えた一日です。
先発の玉村は6回まで無失点。4回に佐々木の適時打で先制すると、その1点を守りながら7回まで投げました。7回1死から二塁打と中前適時打で同点を許したものの、試合を壊さず、今季最後のマウンドで先発としての役割を果たしました。
打線では佐々木が2安打。4回の先制打を含む今季24度目のマルチ安打で、シーズン99安打まで伸ばしました。大卒2年目での100安打にはあと1本届きませんでしたが、開幕4番、二軍降格、再昇格を経験しながら121試合以上に出場した一年は、確かな土台になったはずです。
試合は1―1の延長11回、ターノックが先頭打者への四球から盗塁と犠打でピンチを招き、梅野の遊撃適時内野安打で決着。8回無死一、二塁で得点できなかった場面も含め、接戦を取り切る精度が来季への課題として残りました。
11月のアジアプロ野球チャンピオンシップに臨む侍ジャパンへ、カープから髙太一、佐々木泰、辰見鴻之介の3選手が選出されました。特に辰見は育成入団から現役ドラフトを経て、代走盗塁の武器を評価されての代表入り。三者三様の強みを国際舞台で磨く機会になります。
みやざきフェニックス・リーグ初戦では中日に0―5で敗れたものの、斉藤優汰が7回3失点、11奪三振。打線は3安打に抑えられましたが、若い投手が長いイニングを投げ、課題のフォークを含めて次の成長点を確認できたことは収穫です。
チームは借金17で4位。最終戦でも好投を勝利につなげられず、得点機での一本と終盤の四球が勝敗を分けました。また、工藤泰己と赤木晴哉が登録抹消となり、塹江敦哉が登録。シーズン終了後も若手投手陣の底上げと役割整理が重要になります。
一軍の公式戦は終了しましたが、フェニックス・リーグと侍ジャパンへの準備が続きます。佐々木、髙、辰見が代表で何を持ち帰るか。斉藤ら若手が秋の実戦で課題をどう改善するか。悔しい最終戦を、来季の上積みに変える時間が始まります。
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